2017年2月9日木曜日

ピアノ歴 後編

 にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ご興味ありましたら


(48歳〜今)
 ソチ五輪の真央ちゃんの演技にかかっていたノクターン2番に触発され、おやじはとうとうピアノを再開しました。
 我流です。
 でもピアノを弾くのが楽しくて、我を忘れて気がつけば3時間などざら。家内から「家のことをもっとやれ」とおしかりをうけてばかりでした。
 ある会社の昼休み、銀座の楽器店で全音ピアノピースの「英雄ポロネーズ」と「舟歌」を見つけ、購入したらすっかり発表会前の子どもの気分に。どきどきわくわくでショパンの大曲に挑みました。譜読は、まあ、変な音が鳴っていなければ少々楽譜通りでなくてもいいか、と、あってはならない適当さ。
 とはいえ憧れの舟歌は案の定、譜読みに苦しみました。転びまくりで、何度も何度も何度も立ち止まります。曲冒頭、一番低いド#の重音から始まる2小節が、やたらややこしい。わずかこの2小節。たったこのこ2小節をまともに弾けるようになるだけで2カ月以上を要しました。そこからはごまかしごまかしで、先に進んでみました。そして、弾いて実感するメロディーの美しさ、ショパンならではの微妙な音のずらし、構想の素晴らしさ。たどたどしく音符をたどってですら感動し、涙しそうになりました。弾きながら感動したのは、この舟歌が後にも先にも初めてでした。
 すぐにでなくていい。でもいつかきれいに弾きこなしたい。漠然ではあるけれども目標ができました。
 とはいえ、我流ではとても人にお聴かせできるような演奏はいつまでたっても無理であろう。2016年春、一念発起し、先生につこうと決心しました。舟歌への道はここから始まる。

 次回は「苦難の先生探し」。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...