2019年12月30日月曜日

久々に英雄ポロネーズに触れてみたら

 発表会も無事?終えて、ピアノライフも少々のんびり。

 久しぶりに英雄ポロネーズの楽譜に手を伸ばしてみました。最後までろくに弾くことができないのですが。

 この曲は私が愛する曲、舟歌とともに、ハノンとツェルニーが終わるまで封印するつもりでしたが、気分転換ということで。

 序盤の重音半音階はやはり難しい。そして次に苦手だったのが、両手の上昇スケール。
 何年かかってもつっかえた、このにっくき両手スケール。うまく弾けないのでペダルでごまかしたりしてました。

 それがどういうことだろう。これまでこの部分を全く練習してこなかったのに、遅いスピードなら難なくパラパラと指が動くではないですか。すこし練習すればすぐに速いスピードでできそうだ。

 なぜだろう。これはハノンの音階練習のおかげに違いない!!絶対間違いない。ハノンさん、そして先生ありがとう。いやはや本当に基本練習の大切さに痛感であります。

 ショパンの曲ではおそらく一番人気のこの英雄ポロネーズ。
 自分がこの曲に関心を持つきっかけになったのは「赤い激流」という40年ほど前のドラマでした。父親殺しの容疑者のピアニストである主人公が疑いを晴らしながらピアノコンクールに優勝するまでのお話です。そしてこのコンクールに挑戦するときの最初の曲が英雄ポロネーズでした。当時小学校高学年の私は、この曲のあまりのカッコ良さに衝撃を受けました。
 ちなみに主演は水谷豊。父親のピアニストは緒方拳と結構豪華な布陣でしたが、本来の山口百恵と三浦友和の人気ドラマ赤いシリーズのスキマ的な存在となってしまい、さほど人気がなかったような。
 ともかくこの曲が弾けるようになりたくて我流でやっていましたが、あえてピアノレッスンを受けるようになってからは、基本ができるまで封印してきた次第です。

 ともかくハノンさんをクリアせねば。いまやっとスケールが残すところ2ページ。舟歌、そして英雄ポロネーズへの道は少し近づいてきたのだろうか。

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2019年12月16日月曜日

大人のためのXマス発表会〜左を制するものは…

 左を制するものは世界を制す。
 これはボクシングの格言。基本技の左ジャブがうまく当たれば勝ちにつながるという意味らしいです。

 ひるがえって、ピアノを弾く私にもこの格言が当てはまるようです。
 もちろんジャブをピアノに叩くわけではありません。世界を制するというのも少し違いますが…。

 日ごろから先生から重要だと教わりつつ、つまらなくてなかなかはかどらない左手練習。実は右手は主旋律を弾くため、さほどひどい間違いは起こらないです。一方左は、意識しないとどんな旋律か歌える人は少ないのでは。なので案外音を外しやすい。ミスタッチというより、私は全く違う音を弾いてしまいがち。

 今回の発表会の反省点はその左手の処理でした。
 ノクターン十三番の終盤は急かすような右手の音を誘導するように、左手のバスが大きく動きます。この左手のダイナミックな動きは、家の練習では間違えることはあまりないのですが、人前で環境が変わるとなぜかところどころ大きく外してしまう。発表会ではやはり外してしまいました。暗譜で左手だけで弾けるレベルにならないとダメなんでしょうね。

 ともかく今回はさほど緊張せず、家での練習の五割位の実力が出せた感じ。自慢できるレベルには程遠すぎるのですが、それでもピアノ再開から5回目となった今回の発表会はこれまでの中では一番ましな出来で安堵しているところであります。

 ところで先日このブログで触れた、1人持ち時間30分の発表会。これは諸事情によりキャンセルとなりました。

 おそらく次回はサークルの4月発表会、5月の教室の発表会。
 それまでにさらに精神力、あと左手練習は怠らないよう精進したい。


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2019年12月9日月曜日

大人のためのXマス発表会〜緊張との戦い

 去る日曜日、ついに我がピアノ教室の大人だけによる発表会が行われました。これまでは中規模ホールで舞台上のスタインウェイを弾くという、想像しただけでも足がすくむ発表会でした。広い舞台、その舞台を眩く照らす照明。こんな環境でこれまで緊張して崩れてしまったものです。しかし今回はスタジオ風の施設。普段の弾き合い会の延長のような雰囲気で少し安心です。

 参加者は男性4人、女性6人。そしてピアノはスタインウェイ!!開場から開演まで30分以上あったので、みんなで恐る恐るピアノに触れて、緊張感を和らげます。

 私の順番は、早く終わって楽になりたいのに、後ろから二番目。気持ちを落ち着けて、皆さんの演奏の様子をじっくり聴かせてて頂きました。

 前日サークルで弾いたベヒシュタインは、音の粒がハッキリ聞こえ、目をつぶると音が左右前後に立体的に広がって聴こえて少々驚き。一方本発表会のスタインウェイはいつものように羽のような軽やかタッチ。そして音がキラキラ輝いて聴こえます。会場が違うので同列で比較できませんが、音の粒立ちはベヒシュタインの方がはっきりしていたような、そしてあの立体感もベヒシュタイン独特だったような気がしました。

 ちなみに前回投稿の1日前練習動画のピアノがベヒシュタインです。

 それにしてもやっぱり発表会であります。自分のことはさておき、皆さんの緊張がよく伝わってきます。二番目の若い男性はかなり手に震えが見えます。サークル仲間でもあるS君は愛の夢を。喉が乾くのかしきりに水を飲んでいます。彼は2週間前の弾き合い会では終盤が弾ききれずかなり残念なようすだったけど、今日は大丈夫だろうか。
 
 サークルなど場数を踏んだおかげか、今回は発表会が始まってもさほど緊張感はなく、人の心配ばかり。自分は大丈夫か?

続く


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2019年12月7日土曜日

あー、発表会まであと1にち

 発表会前日は夜勤明けであります。とても眠いです。
 私は仕事の都合上、月に4回ほど会社にお泊まりしています。

 さてその夜勤明けの本日、所属するピアノサークルの弾き合い会がありました。前日リハーサルのようなもので直前練習には絶好の機会。もちろん参加させていただきました。

 私が所属しているピアノサークルは普段川崎で活動していますが、今回は横浜某所にて。参加者は私を含めて7人。普段は男性はいらしゃるのに、今回の参加者はおっさんの私をのぞけば全て女性でした。両手に花どころかもうすべて花。そしてみなさんお上手だったなあ。特に私の前の順番の方のバラード3番素晴らしかった!なんか新たな目標が見えた気がしました。

 きょうのピアノはドイツのBECHSTEIN。初めて弾くピアノです。タッチは軽く、そしてよく響きます。国産とは明らかに違う感触に少し酔いしれた気分になれたかも。
 
 ともかくわが発表会曲。

 ショパン・ノクターン13番。

 発表会で弾くこの曲を今回のサークルでは2回弾く機会がありました。夜勤明けでウォーミングアップ全くなしの1回目、そして手も温まり、場の雰囲気にも慣れた2回目が下の動画。

 人前だと緊張し、環境も違うせいか、家で弾く半分のパフォーマンスも出せなかった。
 そういう意味では疑似本番となったのだろうか。
 とはいえ、本番ではもっとひどいことは起こりそう。これぐらいならOKと開き直りたい。そんなお恥ずかしい映像ですが、これも緊張の克服練習としてアップしました。
 あしたの発表会は朝10時から。早起きして、最後の悪あがき練習せねば。
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2019年12月2日月曜日

一発録音で擬似本番

 ピアノ教室の発表会まで1週間を切ったいま、一番の不安。
 それは緊張で崩れてしまうこと。

 鉛筆で書いたことは消しゴムで消してしまえば白紙に戻れる。
 パソコンならDeleteで簡単に消去できる。
 しかしピアノ演奏は、一回間違えたことはすぐ消すことは不可能。聴衆の耳にしばらく残る。

 先日私の前にレッスンを受けていた少年。この子も本番が近い。しかしミスが続いて泣きベソをかきながらの演奏に。先生が「間違ったものは仕方がない。やり直しはきかないからあきらめてそのまま進もう」。そのアドバイス、私にも刺さります。実際のところ少年の演奏は素晴らしかったのでわたしにはミスが全く気にならなかった。がんばれ少年、自分がこだわるほど人は気にしていないものだ。これは自分にも言い聞かせたい。

 ミスっても動揺せず進むべし!
 
 そういう訳で擬似本番を。

 自宅にて本日一発録音。やり直しはなし。
 ミスしても間違ったところに戻らない。

 ショパン・ノクターン13番



 結果、ミスタッチだらけでありました。でも残された数日、一発録音訓練で、ミスで折れない訓練だ。

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光陰矢の如し。発表会までもう1週間

 まだまだ先と思っていた発表会がもう1週間を切ってしまいました。

 ノクターン13番。
 いまだに片手練習に時間を割いている有様。
 数週間前はそこそこできていた感触、後は仕上げるだけ、と思っていたのは、完全に錯覚。練習をすればするほどボロが見えてきます。

 この曲の難所はなんといっても終盤。右手に必死になりすぎると左手が飛んでしまう。かといって左を意識すると今度は左の音が主張し始めてうるさくなってしまう。
 指のコントロールがまだまだなんだなあ。

 あとペダリング。これも弾くのに必死になりすぎると、ついペダルを外すことを忘れ、音が濁ってしまう。
 集中する比率は本当なら、指先に半分、耳に半分なのでしょうか。人それぞれなのでどれぐらいなんでしょうね。でも自分の場合は指先9に耳1ぐらいかもしれない。だからペダルを外し忘れるのでしょう。

 残された時間は短いのに課題多し。

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緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...