2017年5月13日土曜日

番外編 ポールが武道館にやってきた4


撮影 葉山のやまさん
















 一曲目はビートルズからハードデイズナイト。これはOneOnOneツアーで定番となっているよう。続くジェット、ドライブマイカー、ジュニアズファーム、レットミーロールイット、アイヴガッタフィーリングまでビートルズとウイングスのナンバーが続く。それにしても武道館の北西はステージから近い!しかし前述したが、私の周りの客はこんな素晴らしい座席でも、そしてこんなナイスなセトリでも全く盛り上がっていなかった。

 しばらくこれまでのアウトゼアツアーと同じナンバーが続くが、11曲目のエブリーナイトは個人的にはお初のナンバー。よく聴いていた高校の頃の記憶が蘇りしんみりしてしまう。そして何百回も聞いたはずのあの、ラブミードゥー。もうとっくに聞き飽きたはずのこの曲が意外と胸熱だ。


撮影 葉山のやまさん
ジョンのためのヒアトゥデイはあったが、今回の武道館でまたもジョージのためのサムシングは省略。そしてクイーニー・アイでは周りは???みんなこの曲知らないんですな。

 ポールが「日本初公開!!」。サプライズか?ビヨーンとエレキの短いイントロ。なんだなんだ?おー、アイ・ウォナ・ビー・ユア・マンか。これは乗れてなかなかいい!リンゴの持ち歌だが昨年のリンゴのライブでもやったはず。かつてはこの曲になったらいつも飛ばして次の曲を聴いていたのに、かなりいいではないか。個人的には今回の武道館ではこれが一押し。それにしてもこの曲の日本初公開はビートルズ武道館公演ではなかった?
 しばらく、これまでと同じ曲運びで早くも終盤。22曲目、サージェントペッパーズのリプライズ版。ここでこの曲をもってくるかと少々違和感。この先はアウトゼアとほぼ同じ。

 
いよいよアンコールでは、なんとファンをステージに。一人ずつポールがインタビュー。だからワンオンワン(1対1、あるいは直接という意味)ツアーという名前だったのか。そしてポールが「このままここにいて踊る?」。これは羨ましい!続く日本語っぽい「はいっ、はいっ、はいっ」の掛け声でHiHiHiだ。
 いまだ周りは立つ気配なし。もう後ろの人はどうでもいいや。私立ちます。しれっとした客席で一人立ち上がり拍手で一人ハイに。あー、すっとした。ここからはもう最後まで立って拍手を送って拳を突き上げた。




気がつけば前回の武道館と同じく、バンドオンザラン省略。なぜ?残念。正味2時間少々のドームと比較すると短縮ライブだった。

撮影 葉山のやまさん
最後にポール「また来ます」。
 本当に武道館にまた来てくれるだろうか。今回の武道館公演はこんな調子だったので自分は今度あったとしても微妙だな。
 そして2日後からはドーム公演。これが予想以上の出来栄え。行ってよかった。本当によかった。すばらしかった。今回はドーム3公演のうち2公演に参戦した。次回に様子をお伝えします。










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 ピアノに関するお話はしばらくお休みです。

2017年5月7日日曜日

番外編 ポールが武道館にやってきた3















ポール・マッカートニーOneOnOne武道館セットリスト(2017年4月25日)

01. A Hard Day’s Night
02. Jet
03. Drive My Car
04. Junior’s Farm
05. Let Me Roll It
06. I’ve Got a Feeling
07. My Valentine
08. 1985
09. Maybe I’m Amazed
10. We Can Work It Out
11. Every Night
12. In Spite of All the Danger
13. Love Me Do
14. Blackbird
15. Here Today
16. Queenie Eye
17. Lady Madonna
18. I Wanna Be Your Man
19. Magical Mystery Tour
20. Being for the Benefit of Mr. Kite!
21. Ob-La-Di, Ob-La-Da
22. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
23. Back In The U.S.S.R.
24. Let It Be
25. Live And Let Die
26. Hey Jude
アンコール
27. Yesterday
28. Hi Hi Hi
29. Golden Slumbers
30. Carry That Weight
31. The End

 開演予定時間から30分ほどたったころ、ビートルズのA Day In The Lifeのクライマックスのオーケストラが響き渡り場内は暗転、そして舞台に現れたポールにスポットライトが当たった。大歓声に包まれるポール。私も立ち上がって拍手を送ろうとした。
 が…………。
 自分の周りは誰も立っておらん。
 すぐにA Hard Day’s Nightだ。
 しかし…………。
 誰も立たない。

 2階席ながら私は最前列にいるため、立つのをはばかれた。

 続くナンバーは?やったーJetだ!そこで後ろを見たら…………。
 誰も立っとらんわ。

 これはいかん。盛り上がるライブで踊ることも拍手を送ることもせずじっと聞いている人、いわゆる「地蔵」さまに包囲された。しかもタチが悪いことに座ったお地蔵さまたち。

 こんな私たちに構わずポールは攻撃的なセットリストを続ける。ビートルズのDrive My Car。
 でもあかん。周りを見たら手拍子もしていない。一人で盛り上がろうにも、浮いてしまう。

 これはいったいなぜ。
 
 今回の武道館のチケットが売れていないのは明らかだった。前日でも余裕で購入できる状態だった。ここからはあくまで想像。私がいたエリアを主催者は全くさばけず、関係者などを動員したのではないだろうか。思い当たる節として。自分のすぐ隣のグループが後ろの方のグループとあいさつを交わしていた。しかし彼らはライブでは全く盛り上がる素振りがなかった。真のファン同士ならもっと盛り上がっているはずだ。これはあくまで想像だが、相当、関係者などで観客席を埋めたと思われた。

 いやはや、まさかポールのライブで終始座ったまま観覧するとは思ってもみなかった。立ちっぱなしは疲れるが、座ったままも尻が痛くなる。

 あと気になった点。舞台装置をけちっただろ!

 2年前はポールたちが立つ舞台足元の全面がスクリーンになっていて、めまぐるしく変化するカラフルな舞台でポールは歌った。今回は普通の舞台だ。

 あと、会場の北西、北東にあったポールをアップで映すスクリーンも今回はなかった。まあドーム公演と違って武道館は近いのでさほど必要性はないのか。

 なんだか不満たらたらな気分で演目は進んでいった。自分は2階席なのでアリーナの様子がよく見下ろせる。10万円席のアリーナ、盛り上がってる?うむ。微妙だな。中央前の方は楽しそうだが、それ以外は、お地蔵さまばかり?

 凄まじい歓声の武道館、ポールと観客が一体化した2年前の伝説よ再び、と期待したがこれはどうしたものか。

 ところでサザンオールスターズのフェイスブックでこんな写真を発見!


               サザンの桑田さんも武道館に

 サザンオールスターズの桑田佳祐さんも来ていたようだった。桑田さんは盛り上がっていたのだろうか。そしてどこで見ていたのだろう。ポールとは関係ないがお会いしたかったな。

 次で、2017年のポール武道館公演の私見をまとめ、続くドーム公演につなげたい。
 

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2017年5月5日金曜日

番外編 ポールが武道館にやってきた2

撮影 葉山のやまさん
2015年5月に行われたポール・マッカートニー武道館公演には、葉山のやまさんも当然行った。ポールがこの地に立つのはビートルズ来日以来49年ぶりとあって、大いに盛り上がった。
 SS席:100000円
  S席: 80000円
  A席: 60000円
  B席: 40000円
0が一つ多い?いやいやそうなんです、SSは10マン。しかしこんな高額チケットにもかかわらず武道館は満席だった。
 開演前からウェーブが会場を3周した。そしていよいよ1曲目のキャントバイミーラブでは武道館の天井が吹っ飛んでしまうのではないかと思われたほどの大歓声。アリーナが盛り上がるのは当然のこと。ちなみに自分は北東の2階席。しかしスタンド席も最後まで総立ちだ。みな踊って盛り上がり、最後までずっと、ずっと、ポールと観客が一体となった、ドーム公演では体感したことがない名ライブ、伝説的といっても過言ではないライブだった。
 



 2017年のOneOnOne日本公演は当初、武道館公演はアナウンスされていなかったが、3月ごろ急遽追加された。2年前の記憶よもう一度、だ。
 しかしチケット購入には少し躊躇してしまった。高すぎる、それに席も選べない。前回は、一番安い4万円の席、北東とステージの斜め後ろの席だった。しかしステージがものすごく近く、ポールがピアノを弾くときは見下ろす感じながら、ほぼ真下にいた。間近でポールを見る機会が多いという意味ではかなりお得な席でラッキーだった。
 今回もB席一択と決めていたが、2回あった先行販売に手を出さず様子見でいた。ほどなくポール公式ページで座席が選べる席を販売するとアナウンス。公式ページ経由で購入することにした。前回は北東だったので、今回は北西2階を選び、最前列を難なくゲットできた。前回大満足だった席の対面でさらに最前列なら不満はあるまい。

 前置きが長くなって誠に恐縮です。実は前回の武道館公演に関しては、私が勤める会社のウエブサイトの特集ページに執筆したので、ご興味がある方は是非ご覧ください。
         ↓
ポール・マッカートニー日本武道館公演

というわけで、次回からいよいよポール様の公演ご報告ということで。


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2017年5月4日木曜日

番外編 ポールが武道館にやって来た1

撮影 葉山のやまさん

4月25日 ポール・マッカートニー OneOnOne 武道館公演

 羽田に続き、武道館にて入り待ちにチャレンジ。
 開場2時間前の2時過ぎに武道館に到着したら、すでに武道館前の沿道はファンで埋め尽くされているではないか。
 ポールはいつも後部座席左側に座っているので、車から見て左側に陣取ればいいはず、だろうか。しかしポールが武道館に向かう時の車道からは、武道館は右側にあるのでポールは右側を見たいはず。いやはや、迷うところだが、私はポールが車に座る左側を選択した。うまくいけばバックに武道館そしてこちらに向かって手を振るポールが撮れるかも、というなんとも欲張りな場所で待機した。午後3時半ごろ大歓声の中、黒塗りの車の左の後部座席の窓から手を振る様子が見える。
「やった、ポールはこちら(左)側だ」。
しかし手は確かに窓から出ているけど顔が全然見えない。そして武道館バックにポール!と思いきや警護の男性がモロ被り。
撮影 葉山のやまさん
窓から手!?
だけしか見えない。
しかも警護邪魔。
こうしてポール武道館入り待ちは見事失敗に終わった。




撮影 葉山のやまさん
さて、気をとりなおして。2年前の武道館公演はテレビや新聞社が大勢取材に来ていたけど、今回は?NHKと朝チャンぐらい?公式グッズも余裕で買える。2年前はひどい行列で買うのを諦めたほどだったのに。なのに今回グッズで欲しいものがない。せっかくなので武道館限定Tシャツでも買っておくか。

撮影 葉山のやまさん
またまた2年前の話で恐縮ながら、前回は会場に入るまで1時間以上かかった。しかし今回はすんなり。写真は南側2階スタンドから。ここから舞台を眺めてみると気持ちが盛り上がる。
 自分の席は北西2階の最前列で一番安い席。後述するが安いといってもポールの武道館公演は一般では考えられない高額チケットなのだ。
 2年前は北東で見たがその近さに驚いた。東京ドームと違って、武道館は2階席でも前の方だとかなり近い。


撮影 葉山のやまさん
開演前にDJがポールやビートルズナンバーをアレンジして演出。このDJは知る人ぞ知るクリス・ホームズ氏。
この人の演出のポール、ビートルズはなかなGOODですよね。CD出して欲しい。
そうこうするうちに、開演時間が迫ってきた。でも2年前の伝説ライブとなんだか違う雰囲気。
アリーナで懸命にウェーブを作ろうとしているようだが何回やってもアリーナの真ん中で途切れてしまう。
2年前は開演前、アリーナはもちろん、スタンド席も、ウェーブが3周もした。スタンドもアリーナも開演まで待ちきれないといわんばかりの興奮状態だった。
なのにきょうのポール初演、武道館。なんでみんな、しれっとしているのよ。
やがて場内は暗転、いよいよライブが始まろうとしていた。


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緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...