2017年2月24日金曜日

鬼が来た(前)〜発表会を終えてから

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2016年11月、ようやく腰を据えてレッスンできる教室が見つかったと思いきや、翌月開催されるという発表会出演が決まり、その後1カ月間は、演目のショパン・ノクターン2番のための練習に費やされました。
 12月中盤にさしかかるころ発表会も終わり、ようやく本格的なレッスン始動であります。

(練習曲)
ハノン1番
ツェルニー40番より1番
(私選定曲)
ショパン・エチュードop10-3別れの曲

 自己紹介でも触れましたが、ハノンは当初なめてかかっていました。小学校の時にやったことがありますし、1番はすぐに弾けたつもりでした。
 先生「左手だけで」。私「(心のなかで)あらら、もつれる」。左手だけだとおそらく幼児なみの強度と速さ。基本の大切さを痛感した次第。
 ツェルニー40番の1曲目も然りで拍がでたらめでした。またまた基本の大切さを痛感した次第。
 そんな実力なのに恐れ多くも私選定曲は、ノクターン2番と並びショパンのなかで馴染み深い、別れのエチュード。こちらは大好きなショパンなので家の練習も教室のレッスンも、とてもとても楽しい。細かい間違えより、音楽性を重視する先生は、傍らで、弱くなるところはそっと、強くなる部分は大きなアクションで指揮をとるように歌ってくれます。こちらもつられてというか、体をゆすって演奏にのめり込んでしまいます。

 年は越えて2017年1月中旬。
 別れの曲以外の大好きなショパンの曲は封印し、年末年始は別れのみの練習。おかげでややこしかった中盤の跳躍重音もなんとか弾けるようになり、前半、後半のきれいなメロディーの部分もほぼミスなく弾けるようになりました。完璧ではありませんがノクターン2番に続いてある程度ものにできたと思って、新たな曲を先生に要望したら快諾いただきました。次は同じくショパンのなじみ曲、幻想即興曲です。
 ハノンは2番終了。ツェルニー40番も2番終了。次週はすべて新曲で大変だ。

 節分の翌日、2月4日土曜日。ハノン3番は終了したものの、ツェルニー40番3番に大苦戦。ハ長調がめちゃめちゃ苦手なんです。白鍵の幅を指がちゃんと覚えていない証拠なのでしょう。薬指と小指の離れの悪さも指摘されるもなかなか直せませんでした。
 また幻想即興曲は中盤のノクターン風の部分で右と左の音のタイミングをずらす部分がいっぱいあるのですが、独習の時に同時に弾いてしまってそのくせがなかなか治りません。ここが今後の最大の課題です。

 ところでピアノとはぜんぜん違う話に代わりますが、これを説明しないことには今後の話とつながらないのでご容赦を。
 実は私は神奈川県藤沢市内にて、ピアノの稽古の後に続けて空手の稽古をやっています。もう40年ほど前に流行した古い作品で「空手バカ一代」という漫画を読んだ人ならご存知と思いますが、ケンカ十段芦原英幸氏が興した芦原会館という組織にいます。空手とピアノ。それはまるで真逆の活動みたいですが、意外と共通点は多いのですよ。
 ともかく、この日もピアノの稽古を終えてすぐ、気分を一新して空手。約40分間の、突き、蹴り、受けだけの基本稽古を終えたあとは自由練習です。ミットを蹴ったり叩いたりするもよし、自分は数人を相手にスパーリングを行いました。空手は大雑把にわけて2種類あり組手で技を当てない伝統派、そして実際に技を当てるフルコンタクト派があります。自分の流派は後者の通称フルコン派。
 しかしずっと全力で殴り合っていては、50のおっさんの体力では体が持ちませんし怪我が絶えないでしょう。なので通常のスパーリングは、十の内三か四ほどの力加減で行います。
 そして1分1ラウンドの4人目、相手の蹴りがまっすぐに来る左の前蹴りと思い左手で受け流そうとしたら、軌道を見誤っていたようで、実際来たのは左の上段回し蹴り。とっさに蹴りが来る方向に手を出したら、左指に蹴りが当たりました。激痛ではないのですが、ぴりっとした痛み。突き指だけはやりたくなかったのに、やっちゃったかな。そう思い相手にマッタをして左手をみたら、なんじゃ、こらー???!!!(松田優作風)。
 鬼が来た(後)に続く。

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