2017年12月28日木曜日

魔物現る?


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 いよいよ本番。


 精神と体が幽体離脱?気持ちの上で緊張していないつもりだったのに、いざ舞台のピアノを前にすると、手足が震えていることがわかったのが昨年の発表会。

 さて。今年は前回と同じ舞台なので勝手はわかっているつもりだ。
 前方のおじぎラインで一礼し、イスの位置を確認し、息を吸い込んで落ち着くよう努める。そして出だしの「シ」をそろりと弾いてみる。すると…。
 「ん?」
 一オクターブ高く弾いてるやないか。いきなり普段ではあり得ない間違い。しかしこれで緊張はほぐれたかも。よし、今年は手足は震えていないぞ。
 
 まだ曲は始まっていいないので、気を取り直して、再開だ。音を抑えてたんたんと序盤を進める。スタインウエイ特有の軽やかなタッチ。弾むように戻ってくる鍵盤。心地よく前半部分は流すことが出来た。

 そして中盤。右手の25ー13で音が抜けないよう注意し、フォルテとピアノのコントラストを意識して急がずゆっくり弾いて、最初の難所を迎え撃つ。
 増4度で右手ジグザグ上昇、左手下降のおどろおどろしい不協和音の4小節だ。音が少し抜けたが、止まらないようにして、誤魔化して辛うじて通過。そしていよいよ最後の難所、両手25ー13の跳躍重音を迎える。
  ここも急がず落ち着いて、と思いきや最初の2小節ほどでいきなりつまずく。止まらず誤魔化そうと試みるが復帰できない。少し戻って再復帰!まただめだ。もうわけがわからなくなり一気に進めてa tempoのところまで飛ばしてしまった。

 中盤の難所でやらかして頭が真っ白になってしまった。このあと、実はどう弾いたかほとんど覚えていない。

 魔物が現れそうな部分は十分わかっていたのに、またやられてしまった。
 悔しい気持ちで一杯だ。できることならば最初から弾き直したいところだが、そうはいかない。これが本番というもの。大勢の観衆の前で魅了するプロは本当にすごいと痛感した。分野は違うが、体操やフィギュアなど一発勝負のアスリートたちも本当にすごいと思った。本番で普段の力を発揮することは本当にすごいことなのだ。

 とはいえリベンジしたいな。そういえば、ピティナステップなるものを以前先生から教えてもらった。
 これに挑戦してみるか。

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2017年12月25日月曜日

舞台の魔物

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 広い舞台にぽつんと置かれたスタインウェイ。
 普段は巨大に見えるグランドピアノが、いざ舞台に立って目の前にしてみると、ものすごく小さく感じられる。不思議。
 そしてタッチの軽やかさ。濃厚で艶々した音色。家のアップライトとは雲泥の差だ。
 
 しかし、いざ自身の演奏となると、そんな高級なピアノを堪能する余裕もなく、舞い上がってしまうのが残念なところ。

 1年前の冬、37年ぶりの発表会に臨んだ。
 苦難の先生探しからようやく見つかった教室が、発表会まで1カ月ということで、出ることになった。曲はショパンの中で最も易しく誰でも知っているノクターン2番。
 ひと月で突貫で仕上げたつもりが、本番ではあまりのグダグダぶりに、舞台に潜む魔物の存在を確信した次第。

 さて2017年のクリスマスイブ。今の教室で自身2回目となる発表会を迎えた。
 演目のショパンの別れのエチュード。A、B、Aという構成で、Aは比較的易しいが、中盤のBがかなりたいへん。
 自分にとって難所は2つ。

 重音で右がジグザグに上昇、左が下る不協和音の4小節。
 そのあとの右も左も2-5、1-3で跳躍する不協和音。

 どちらかというと前者のジグザグが苦手で、ここを直前に猛練習したのはすでにお伝えした通り。後者の2-5、1-3は、まあ、なんとかなるかと。
 
 本当になんとかなるのか。さて本番では…。

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2017年12月23日土曜日

時間、あるようでない

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 あるようでない時間。ふた月前は余裕綽々だったのに直前にジタバタして、とうとうあした発表会となってしまった。



 ↑は、前回書いたスランプの部分、別れのエチュードの中盤、悪魔の音程、増4度の3小節の最初の小節。やればやるほどおかしくなり、この3日間、おそらく1000回以上弾いただろう。

 左手は重音で下がるだけだが、右は上がって下がってのジグサグ進行。

 そこで見つけたyoutube動画。
 トム・バートンさんのチュートリアル

 これははかなり参考になった。特に、ジグザグの上の部分にアクセントをつける練習はなかなか良かった。
 そしてさらに参考になったのが、コルトーさんの楽譜の解説だった。
 親指抜きでやるというもの。これをもっと早くからやるべきだったと後悔。親指を省略することで、ジグザグの上の部分の音を支える小指を意識できる。こいつは目から鱗。
 発表会まで残すところ一日でようやく形になってきた。


 実はこの曲はこの後にさらなる難所、1−3、2−5の跳躍重音がある。が、どちらかというと先のジグザグ進行の方が苦手でそちらに時間を費やしすぎて、1−3、2−5の跳躍重音にかける時間がほとんどなくなってしまった。ここはつい弾き急いでしまい、そしてグダグダになってしまうこと多々、なのだ。

 あと1週間あれば…。
 いやたとえさらに1週間あっても、またあれやこれやといろいろ後悔するものなのだろう。

 そしてきょう、発表会前日の最後の教室での稽古があった。

 先生の最後のアドバイス。

 (上記の不協和音に関して)正直なところ、よほど耳が肥えた観客でない限り、外しても気がつかれにくい。
 間違った時にバレないよう誤魔化すのもテクニックの一つ。

 要は開き直りでありますな。



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2017年12月21日木曜日

悪魔のループ

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 発表会まで残すところ1週間を切った。
 にも関わらず今スランプなのです。

 ピアノの練習でスランプなんて今まで感じたことがなかった。陥るレベルになかったから当然ではあるが。それにしても、練習すればするほどおかしくなる。どんどん下手になる。この1週間ほどずっとこんな状態。いやはや参ったな。

 さて、先日の稽古は、発表会まで残り2回の稽古。 私は神奈川の葉山に住んでいるが、教室は藤沢にある。普段は30分ほどかけて原チャリ通いだ。葉山→逗子→鎌倉→藤沢と1町3市をまたぐ長旅で、海岸線と内陸側を走るルートがある。
 この日は諸事情で、原チャリではなくママチャリで海岸線ルートで行った。本当は違反だが、私は曲を聴きながら自転車を漕いでいた。そしてふと、今の発表会が終わったら次の曲、どうしようか、とか思い当たった。その時聴いていのがショパンのノクターン全集。そうだな、ノクターンの中からどれか選ぼうか。逗子海岸辺りを疾走しながら思いにふけっていた矢先のこと。

 普段は穏やかな逗子の海は激しく白波を立てて道路にまでしぶきが飛んでくる。しかも暴風。舞い上がった浜の砂がパチパチ顔を叩きつけて痛いし目にも入ってくる。最悪なのが逆風。1キロ以上、猛烈な坂道を登るかのような風の抵抗に逆らうも、全く進まない。やがて峠で本当の登り坂。教室に無事たどり着けるだろうか。

 いやはや。ヘッドホンで聴いているノクターンとは全く違うシチュエーションに辟易した。この状況、むしろ、大洋のエチュード?いや革命のエチュードか、それとも木枯らし?激しめのエチュードがぴったりだ。
 普段4、50分で行くところ1時間以上かかってしまった。先生の教室に着くころ、太ももは自転車を漕ぎ疲れてパンパン。そして真冬なのに汗だく。顔にこびりついた砂を落とし、汗をぬぐいながら、レッスンに臨んだ。

 ハノン19は次回に持ち越し。
 ツェルニー40の9は無事終了。
 
 レッスンの合間、奇遇にも先生からも、発表会が終わったら次の曲、どうしましょう?うむ、まだ決めていなかったがノクターンから何かにしよう。先生はパデレフスキーの楽譜を持ってきて手渡してくれた。そして私が、ぱらっと開いて目に止まったのがこれ。

 ノクターン27−2。

 重音の進行が多く、将来弾きたい舟歌への練習にも良さげかなと思って即断。提案してみたら、先生もこの曲が大好きということで、即決した。


 さて話は戻って、冒頭書いたスランプ。それは別れのエチュードの中盤、悪魔の音程、増4度の部分であった。

 
 ここから4小節。通しでやると必ず間違える。
 そして部分練習。できるようになる。再び通し。間違える。部分練習、できた。通し。間違える。悪魔のループだ。

 悩んで、いろんなサイトをググっていたら下記の動画を発見した。 

 トム・バートンさんのチュートリアル

 これを真似て少し良くなったような気がするが、はてさて。今度通しで自分の動画をとってみよう。


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2017年12月15日金曜日

発表会まで1週間あまり

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 表題の通り、発表会まで1週間ちょいとなりました。
 曲は、ちょうど1年前に教わった別れのエチュード。

 発表会の選曲に関しての打診は今年夏。正直、新曲をやる自信がなかった。
 というわけで、以前に教わった曲から選ぶことにした。

 先生に提案した候補は2曲。1年前に教わった別れのエチュード、そして3月に教わった幻想即興曲。
 演奏効果が高そうな幻想即興曲かな、と個人的に思っていたのだが、先生からは別れのエチュードを強く薦められ、あっさり、別れ、に決めた次第。
 10月末から発表会の曲として、再びレッスンを受けることになった。

  ところで、現在受けているレッスンは、練習曲として、ハノンの10番台、そしてツェルニー40。これに発表会用の曲の別れのエチュード 。ん?これって全部練習曲やんか。どおりでいつもやたら腕が疲れるはず。

 家での練習はツェルニーメインの日々が続いた。肝心の別れのエチュードに割く時間は短く、苦手な中盤の跳躍不協和音のところばっかりやって終わりという日々が続いた。中盤は皆様御存知の通り、結構大変。自分は腕の脱力がうまくできないせいか、すぐに疲れて長時間練習できない。しかもすぐ飽きる。

 一度教わった曲だし、と楽観して、あまり練習時間を割かなかったせいもあるのだろう。毎回のレッスンは目からウロコなのだが、発表会ひと月前になっても仕上がる感じがしなかった。

 続きはできれば近日中に。別れのエチュードを弾くにあたって、気をつけるべきポイントを備忘録代わりに書けたらなと思っています。
 

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2017年12月14日木曜日

ピアノブログ復活です

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 ピアノブログ復活です。

 特に何があったわけでもないのですが、つい億劫になりピアノの書き込みは気が付いたら8カ月ぶりでした。これを機にまた、舟歌への道を目指し、ぼちぼち書きます。

 昨年の苦難の先生探しの末、38年ぶりにピアノレッスンを再開して11月ではや1年。

 前回の書き込みが4月末が最後で、ハノンは7番、ツェルニーは4番、曲は幻想即興曲までした。

【現在】
ハノン   19番
ツェルニー 40番の9
曲     幻想即興曲→子犬のワルツ→軍隊ポロネーズ→ノクターン遺作→

 ツェルニーが全然進んでいませんねー。一番時間をかけているのですが、5、4の指がくっつく、8分音符の再現ができるまで、とやっていると、一曲クリアにだいたいひと月半。

 そして、とにもかくにも、12月24日に発表会を迎えることになりました。

 曲は今の先生に最初に教わった別れのエチュード。発表会でやるに当たり、もう少しブラッシュアップしたいなと思い、今猛連中であります。

 
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2017年11月7日火曜日

番外編 いよいよドーム公演本編


                                                              撮影・葉山のやまさん
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 4月27日。サウンドチェックを終え、一旦ドームから退場。
 水道橋のはなまるうどんで腹ごしらえしたら、またドームに。
 前回の公演までは、VIPのパスがあるとグッズ売り場に優先的に入れたが、今回からその特典は無くなってしまった。
 今回さしあたって欲しいグッズがなかったので、そのままドームで開演を待つことに。


 座席は中央ブロックからやや左、前から5列目。VIP#2の座席は毎度神席だ。
 さらに、コンパクトカメラ、スマホに限り、写真が撮り放題なのが嬉しい。ただ、
あまり撮影に熱中していると、肝心の観賞がおろそかになるから注意だ。撮影するコツは、曲間のMCの時。動きがあり表情も豊かだ。曲が始まったら、カメラは置いて盛り上がりましょう。
 写真は2次利用を避けるため、うっとうしいですがいちいち「舟歌への道」の文字を入れています。


                  撮影・葉山のやまさん

 オープニングは武道館と同じくA Hard Day’s Night」。
 そしてウイングスの「Junior’s Farm」でいきなり盛り上げてくれる。
 「コンニチワ、ニッポン」「コンニチワ、トーキョードーム」。日本語のあいさつはご愛嬌。
  続く「Letting Go」、「Temporary Secretary」も初披露。そしてもう定番となった、ジミー・ヘンドリックスに捧ぐ「Let Me Roll It〜Foxy Lady」。のっけから74歳とは思えない熱演だ。ビートルズはロックンロールのバンドだったのだと再認識させるナンバー「 I’ve Got a Feeling」も初。

         撮影・葉山のやまさん

 ビートルズ前身のクオーリーメン時代の「In Spite of All the Danger」は観客と一体になって「オーオー、オーオー」。ビートルズの『ラバー・ソウル』収録の「You Won’t See Me」。いずれも初だ。
                撮影・葉山のやまさん

 個人的にお気に入りだったのは「FourFiveSeconds」。リアーナ、カニエ・ウェストとコラボした作品。
 またもや初の「The Fool on the Hill」。ビートルズが大好きになり青盤を聴き漁っていた中学の頃の思い出が蘇る。
                撮影・葉山のやまさん

 武道館でも演じられたリンゴの定番「I Wanna Be Your Man」。CDではいつも飛ばしていたかわいそうな曲だが、ライブだと最高!この曲が大好きになった。
 おなじみの「Back In The U.S.S.R.」では終わった後にドラマーのエイブとおきまりのポーズ。
                  撮影・葉山のやまさん

 武道館公演ではアンコールの曲の合間にサージェントペパーズ衣装の人たちをステージ上に上げた。この日もアンコールの合間に、なんと自分の2列前にいた親子が係員に呼ばれステージ上に。ポールと英語で会話していたので、日本人ではないのかな。
                  撮影・葉山のやまさん

4月27日のセットリスト

01. A Hard Day’s Night
02. Junior’s Farm
03. Can’t Buy Me Love
04. Letting Go
05. Temporary Secretary

06. Let Me Roll It
07. I’ve Got a Feeling
08. My Valentine
09. 1985
10. Maybe I’m Amazed
11. We Can Work It Out
12. In Spite of All the Danger
13. You Won’t See Me
14. Love Me Do
15. And I Love Her
16. Blackbird
17. Here Today
18. Queenie Eye
19. New
20. The Fool on the Hill

21. Lady Madonna
22. FourFiveSeconds
23. Eleanor Rigby

24. I Wanna Be Your Man
25. Being for the Benefit of Mr. Kite!
26. Something
27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
28. Band on the Run
29. Back In The U.S.S.R.
30. Let It Be
31. Live And Let Die
32. Hey Jude

-アンコール-
33. Yesterday
34. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
35. Hi, Hi, Hi
36. Birthday
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End



              撮影・葉山のやまさん

  サウンドチェックでも感じたのだが、やはり東京ドームの音は良くなった感じがする。
 嫌な残響がなくなった。
  それにしても2時間40分。休憩なしで演じ続ける74歳に、改めて感嘆させられた。武道館とは違って観客のノリも最高。年のせいで曲によっては声は厳しい面も感じられたが、これまで十回近くポールの公演を観てきた中でベストのライブだったと思った。
                   撮影・葉山のやまさん


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2017年10月27日金曜日

番外編 ポールドーム公演をVIPで!

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 2016年4月末、ポール・マッカートニー公演からはや半年。
 前回の武道館公演から半年も経ってしまい、とても遅いレポートとなりました。今さら感がたっぷりなのですが、ファンの方に懐かしみながら読んで頂けたら幸甚であります。

 さて、武道館公演は本当に残念な公演だった。続いて東京ドームで3公演。このうち4月27日と30日の2公演を観賞した。それにしてもこのドーム公演は、武道館と比べるとあまりに素晴らしすぎた。ファンとポールとの一体感。これが今回の武道館に欠けすぎていた。しかしドーム公演で盛り返した形となった。

 ご存知の方は多いと思うが、実はポールの本公演は2時間ほど前に公開リハーサルが行われる。サウンドチェックと称されキョードー東京がチケットを別途販売する。
 2013年、2015年に続き、私はこのサウンドチェックを含むVIPパッケージ#2(ホット・サウンド・パッケージ)を購入した

そして今回は、サウンドチェックについてご報告。

サウンドチェック参加のためには3つの方法がある。

①サウンドチェック参加券のみ
 67000円


②VIPパッケージ#1(フロント・ロー・ホット・サウンド・パッケージ)
 サウンドチェック参加券と本公演VIPチケット(S席、ステージ両側の最前ブロック1列目)
 93500円

③VIPパッケージ#2(ホット・サウンド・パッケージ)
 サウンドチェック参加券と本公演VIPチケット(S席、ステージ正面最前ブロックの4列目〜9列目)
 83500円

 サウンドチェックでは、オリジナルバッグ、パンフレット、プラスチックのチケット、ラミネートパス、ペットボトルの水がお土産としてもらえる。パンフレットは3千円するので、お土産だけで1万円以上の価値はあると思われる。


サウンドチェック参加者に配られたオリジナルバッグ


        今ツアーのパンフレット。右の小さいのが配られたギターピック


 ファンではない人からすると、とんでもなく高額と思われるが、そもそもポールの公演のS席はスタンドでも18000円もするので、金銭感覚が少々おかしくなりそうだが、真っ当な価格なのだろうか。
 一方③のVIPパッケージ#2は、サウンドチェック観賞に加え、ステージ中央の前から1桁台の超良席の本公演VIPチケット、そして1万円以上価値の土産をもらえることを考えると、ファンにはたまらないパッケージとなっている
 このVIPパッケージは、2013年公演では、あまり認知されておらず簡単に購入できた。しかし以降この価値が知れ渡ると、抽選となり、なかなか当たらないプラチナチケットとなった。今回自分は、運良く27日公演だけVIP当選にありつけた。

 
 【VIPの座席イメージ】

























 サウンドチェックは本公演の4時間前の14時半までにチェックイン。写真付き身分証明書による本人確認を済ませると記念グッズ一式をいただける。




 すぐさま、ドームの廊下に置かれた横4列、縦は何列だろうか、数十列のパイプ椅子でサウンドチェック開始を待つ。




 ちなみに2013年はVIPなのに椅子がなく“ジベタリアン”で待たされるというひどさ。これは2015年から改善された。
 1時間ほど待っているといよいよアリーナに案内。BブロックとCブロックの間の通路からと少し離れたところからの観賞となる。チェックイン順に並んでアリーナに入るため先頭に近い方が中央付近で見ることができる。自分は後ろの方だったが、ミニ脚立を持参していたので、中央付近に行き先に陣取った人の頭越しに観賞することにした。


 それにしてもアリーナに案内されてもなかなかポールは登場しない。まあこれはいつものことなのだが。バンドメンバーはすでにスタンバイしている。待っている間に、VIPチケットに携わっている米国の会社の女社長のシェリーさんが客のもとに来て、ポールを盛り上げてね、とお願い。そして注意事項も。写真撮影はOKと太っ腹。ただしipadなどタブレットでの撮影は禁止。後ろの人の邪魔になるからだろう。動画撮影、録音は禁止。演奏中のツイートも禁止とのこと。30分以上は待っただろうか、ようやく本人の登場だ。

曲目
Everybody is working in the Tokyo Dome(レゲエ調のアドリブ)
Matchbox
Coming Up
Drive My Car
C moon
Miss Ann
Things We Said Today
Every Night
Ram On
Midnight Special
Lady Madonna(短いバージョン)

 ビートルズのDrive My Carは時々本公演でも聞いたことがあるが、Things We Said Todayは初めて。Every NightとRam Onも本公演ではやらないがサウンドチェックの定番。いつ聴いてもいい曲だ。なぜ本公演でやってくれないのだろう。
 Ram Onではいつもポールが口笛を披露してくれるが、音がいつまでも伸び抜群にうまい。

 サウンドチェックでは歓声がほとんどないので音がストレートに伝わってくる。そして今回初めて感じたのだが、東京ドームの音は変わった?
 前回までのサウンドチェックはサウンドが天井とこだまして、ワンワン、ワンワンと残響がいつまでも鳴り響き、まるで音の往復ビンタ。それが今回は全く気にならない。
 本公演も楽しみだ。

 サウンドチェックは、時間はわずか40分ほどで終了した。時間は短いが本公演では行わないナンバーが多数演じられ、胸熱だ。
 ところでポールは2時間半以上の本公演では最後まで決して水を飲まない。しかしこのサウンドチェックではごくごく飲んでいた。コンサート中一切飲まない理由はどうも、喉を冷やさないためらしい。
 サウンドチェックが終わると一旦ドームから退場させられる。外でギターのピックいただいた。



正直なところ67000円のサウンドチェック参加券のみだと、割高感がある。観賞できるのがBブロック後方からのため、舞台から50メートル以上離れ、ポールを近くで拝むことができないのも誠に残念だ。しかしながら本公演でやらないレアなナンバーを聴くことができるのは滅多にないチャンス。
 一方VIPパッケージの場合だが、サウンドチェックと同時についてくる本公演のチケットがまさに「神席」。ステージ下から見上げるポールとはなんども目が合い?、本当に感涙ものだ。

 本公演に続く。

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2017年10月20日金曜日

ブログ復活、とりあえずお知らせ

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 みなさま、たいへんご無沙汰です。

 葉山のやまさんです。
 
 長らく休止中だったブログを再開いたします。

 舟歌とは関係ありませんが、近日中にポール・マッカートニー公演の続きを書き、ピアノの近況をお伝えしたいと思います。

 ピアノの発表会まであと2ヶ月。曲もすでに決まりました。

 とりあえずお知らせということで。



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2017年5月13日土曜日

番外編 ポールが武道館にやってきた4


撮影 葉山のやまさん
















 一曲目はビートルズからハードデイズナイト。これはOneOnOneツアーで定番となっているよう。続くジェット、ドライブマイカー、ジュニアズファーム、レットミーロールイット、アイヴガッタフィーリングまでビートルズとウイングスのナンバーが続く。それにしても武道館の北西はステージから近い!しかし前述したが、私の周りの客はこんな素晴らしい座席でも、そしてこんなナイスなセトリでも全く盛り上がっていなかった。

 しばらくこれまでのアウトゼアツアーと同じナンバーが続くが、11曲目のエブリーナイトは個人的にはお初のナンバー。よく聴いていた高校の頃の記憶が蘇りしんみりしてしまう。そして何百回も聞いたはずのあの、ラブミードゥー。もうとっくに聞き飽きたはずのこの曲が意外と胸熱だ。


撮影 葉山のやまさん
ジョンのためのヒアトゥデイはあったが、今回の武道館でまたもジョージのためのサムシングは省略。そしてクイーニー・アイでは周りは???みんなこの曲知らないんですな。

 ポールが「日本初公開!!」。サプライズか?ビヨーンとエレキの短いイントロ。なんだなんだ?おー、アイ・ウォナ・ビー・ユア・マンか。これは乗れてなかなかいい!リンゴの持ち歌だが昨年のリンゴのライブでもやったはず。かつてはこの曲になったらいつも飛ばして次の曲を聴いていたのに、かなりいいではないか。個人的には今回の武道館ではこれが一押し。それにしてもこの曲の日本初公開はビートルズ武道館公演ではなかった?
 しばらく、これまでと同じ曲運びで早くも終盤。22曲目、サージェントペッパーズのリプライズ版。ここでこの曲をもってくるかと少々違和感。この先はアウトゼアとほぼ同じ。

 
いよいよアンコールでは、なんとファンをステージに。一人ずつポールがインタビュー。だからワンオンワン(1対1、あるいは直接という意味)ツアーという名前だったのか。そしてポールが「このままここにいて踊る?」。これは羨ましい!続く日本語っぽい「はいっ、はいっ、はいっ」の掛け声でHiHiHiだ。
 いまだ周りは立つ気配なし。もう後ろの人はどうでもいいや。私立ちます。しれっとした客席で一人立ち上がり拍手で一人ハイに。あー、すっとした。ここからはもう最後まで立って拍手を送って拳を突き上げた。




気がつけば前回の武道館と同じく、バンドオンザラン省略。なぜ?残念。正味2時間少々のドームと比較すると短縮ライブだった。

撮影 葉山のやまさん
最後にポール「また来ます」。
 本当に武道館にまた来てくれるだろうか。今回の武道館公演はこんな調子だったので自分は今度あったとしても微妙だな。
 そして2日後からはドーム公演。これが予想以上の出来栄え。行ってよかった。本当によかった。すばらしかった。今回はドーム3公演のうち2公演に参戦した。次回に様子をお伝えします。










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 ピアノに関するお話はしばらくお休みです。

緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...