ピアノを再開してよく感じるのが、並行して活動している空手との類似点です。
特に脱力。これは両者とも完全に共通する重要なポイントです。
あとは、自然体から緩急をつけ要所要所でアクセントなど。空手の組手の中での攻防とピアノの演奏は実に共通点が多いです。
子どもなどに嫌われがちな練習曲ハノンもしかり。これは空手の練習に例えると筋トレなのだと思います。空手の場合、筋トレだけやっていても強くなりません。ボディービルダーになるのなら別ですが。しかし筋トレをしていないと力負けしてしまいます。空手では筋トレは補助練習として必要不可欠なのです。
ハノンの練習で養われた指、腕の筋力、そして指を動かす運動神経は、本来弾きたい曲に必ず活かされるはずなのでしょう。自分は筋トレは嫌いではありません。どちらかというと好きなほうかな。筋トレではガッツリ体をいじめて痛みが心地良い、と感じたりすることもあります。この痛みが達成感だったりします。そしてこの達成感がハノンのレッスンと同じだなと感じたりしています。
ハノンは筋トレだ!そう思うと案外楽しいものですよね。
さて昨年末から今の先生に教わって数えてみたら早くも16回目のレッスンとなりました。
ハノン4番。拍をとること、テンポを一定にすることは忘れない。左の薬指、小指がくっつかない。そして通常の弾き方とタイミングを替えての弾き方(巻頭に書いてある、13と14のパターン)で毎日練習しました。
これは無事修了。あくまでハノンに関してですが、習い初めの11月の自分より格段に向上しているとお褒めを頂き嬉しく感じました。しかし続くツェルニーで苦戦。
ツェルニー3番、苦手な白鍵アルペジオです。この曲に費やした練習時間はかなりのもの。指を脱臼後に両手練習再開してからも、大好きなショパンの曲よりこの1曲の練習時間の方が圧倒的に長かったです。しかし先生の前ではポロポロこぼしまくりです。レッスンの中で、ミスを拾い上げて修復するような形でなんとか修了でした。しばらくこの曲は引き続き練習しなければ。
幻想即興曲。今回は中盤のカンタービレから。ここはテクニカルな部分より感情表現が重要な部分。楽譜にはPと記されていないが、Pとすべき部分の理由に納得。機会があれば備忘録としてまとめてみたいお話です。目からうろこでした。
戻って最初のパートから。左手のアルペジオが右手を待っている。待つことで左手の音が抜ける。指摘いただいた欠陥を修復するのは、まだまだ時間がかかりそうです。
ショパンの中ではどちらかというと初級の部類にはいるこの幻想即興曲ではあるが、知れば知るほど奥が深いですね。しばらくどっぷりこの曲の練習に浸ります。
ところで脱臼した左中指は、正常時と比較するとまだ40%程ぐらいの曲がり具合。ただほとんど曲がらなかった1週間前と比べると格段の回復具合です。まだ指のリハビリは続きますが、ピアノを弾くことに関してはほぼ問題がなくなりました。
いやー、ピアノが弾けるって本当にいいものですよね〜。それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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