2017年3月27日月曜日

レッスン17回目

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 前回、サヨナラ、サヨナラ、と言ったきりそのままサヨナラしそうになりましたが、久しぶりにブログに戻ってきました。

 左中指の脱臼の負傷から早いもので間もなく2カ月。患部は未だパンパンにむくんでいて曲がり具合も50%ほど。無理に曲げるとめちゃめちゃ痛いです。しかしこんな状態でもピアノは難なく弾けるのは幸いです。

 さて2週間ぶりの投稿ですが、先週は教室の定休日だったため稽古も2週間ぶり。17回目のレッスンでした。
 
 ハノン5番。2週間あったのでたっぷり練習できたが、下りでぽろぽろ間違えてしまいます。来週に持ち越し。

 ツェルニー40番4番。3番は超苦手なアルペジオでしたが今回の4番はかなり取り組みやすし。しかし黒鍵から白鍵に移動する時、薬指と小指がくっつきがちと指摘を受けました。これはほかの練習曲でもよく指摘されます。パラパラという感じの音を出すためには、指がくっついてはいけません。普段から指を高く上げるよう意識するしかないですね。次週に持ち越し。

 幻想即興曲。手を負傷したおかげで意識して練習することが増えたのが片手練習。
 自分ではほとんど気が付かないのですが、左手のアルペジオの音がちょこちょこ抜け落ちているようです。両手で引いていると音が多いので気が付かないのですね。この2週間、左のアルペジオはかなり弾き込みました。左手だけだとずさんさがよくわかるものです。ごまかしがききませんから。
 レッスンでは初めて最初から最後まで弾き通しました。中盤のカンタービレはもっとゆっくり、しかし自由に弾いていいと。
 そして最後の1ページ。ペダリングで細かいご指導です。音が濁らないよう素早く離して踏みなおす。静かになる部分では左のソフトペダルを使う。さらに、ペダリング記号がない部分は楽譜指定通りにペダルから足をはなし、主旋律を演じる左手をレガートに。

 左手で主旋律を演じる最初の重音ソ#ド#の表現が難しいんです。PPながらソ#のほうをクッキリだす。終盤は簡単そうと思っていたのにこれはかなり手強いぞ。


 そして最後の右ソ#がタイで結ばれいたとは!したがって最後の小節の右手ははソ#を押したままレ#ド#。先生から指摘されるまで気づきませんでした。

 今回は完全な備忘録になってしまいました。なんだかオチがなくて申し訳ありません。次回からもう少し面白い話が書けたら良いのですが…。


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2017年3月14日火曜日

レッスン16回目〜ハノンで少し思うこと

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 ピアノを再開してよく感じるのが、並行して活動している空手との類似点です。
 特に脱力。これは両者とも完全に共通する重要なポイントです。
 あとは、自然体から緩急をつけ要所要所でアクセントなど。空手の組手の中での攻防とピアノの演奏は実に共通点が多いです。

 子どもなどに嫌われがちな練習曲ハノンもしかり。これは空手の練習に例えると筋トレなのだと思います。空手の場合、筋トレだけやっていても強くなりません。ボディービルダーになるのなら別ですが。しかし筋トレをしていないと力負けしてしまいます。空手では筋トレは補助練習として必要不可欠なのです。
 ハノンの練習で養われた指、腕の筋力、そして指を動かす運動神経は、本来弾きたい曲に必ず活かされるはずなのでしょう。自分は筋トレは嫌いではありません。どちらかというと好きなほうかな。筋トレではガッツリ体をいじめて痛みが心地良い、と感じたりすることもあります。この痛みが達成感だったりします。そしてこの達成感がハノンのレッスンと同じだなと感じたりしています。
 ハノンは筋トレだ!そう思うと案外楽しいものですよね。
 
 さて昨年末から今の先生に教わって数えてみたら早くも16回目のレッスンとなりました。

 ハノン4番。拍をとること、テンポを一定にすることは忘れない。左の薬指、小指がくっつかない。そして通常の弾き方とタイミングを替えての弾き方(巻頭に書いてある、13と14のパターン)で毎日練習しました。
 これは無事修了。あくまでハノンに関してですが、習い初めの11月の自分より格段に向上しているとお褒めを頂き嬉しく感じました。しかし続くツェルニーで苦戦。

 ツェルニー3番、苦手な白鍵アルペジオです。この曲に費やした練習時間はかなりのもの。指を脱臼後に両手練習再開してからも、大好きなショパンの曲よりこの1曲の練習時間の方が圧倒的に長かったです。しかし先生の前ではポロポロこぼしまくりです。レッスンの中で、ミスを拾い上げて修復するような形でなんとか修了でした。しばらくこの曲は引き続き練習しなければ。

 幻想即興曲。今回は中盤のカンタービレから。ここはテクニカルな部分より感情表現が重要な部分。楽譜にはPと記されていないが、Pとすべき部分の理由に納得。機会があれば備忘録としてまとめてみたいお話です。目からうろこでした。
 戻って最初のパートから。左手のアルペジオが右手を待っている。待つことで左手の音が抜ける。指摘いただいた欠陥を修復するのは、まだまだ時間がかかりそうです。
 ショパンの中ではどちらかというと初級の部類にはいるこの幻想即興曲ではあるが、知れば知るほど奥が深いですね。しばらくどっぷりこの曲の練習に浸ります。

 ところで脱臼した左中指は、正常時と比較するとまだ40%程ぐらいの曲がり具合。ただほとんど曲がらなかった1週間前と比べると格段の回復具合です。まだ指のリハビリは続きますが、ピアノを弾くことに関してはほぼ問題がなくなりました。

 いやー、ピアノが弾けるって本当にいいものですよね〜。それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。



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2017年3月8日水曜日

指脱臼リハビリ中

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 左中指脱臼から1ヶ月が過ぎ、ただいまリハビリ継続中。お湯に手を入れてグー、パーを繰り返したりしています。中指は3分の1ほどしか曲がらず完治までまだ時間は掛かりそうですが、かろうじて両手でピアノを弾けることに喜びを感じる日々です。ピアノは本当に楽しいですね。

 片手といえば数年前にNHKのドキュメンタリーで見たピアニスト・舘野泉さんのことを思い出しました。65歳で脳出血で右半身不随となってもあきらめず、左手だけで15年以上も演奏活動をされています。舘野さんに比べれば、わたくしの怪我など甘っちょろいものです。いままで落ち込んでいた自分がバカらしく思えてきました。



 目をつぶって聴いてみると、とても片手の演奏に聞こえないですよね。
 
 さて3月初旬、ひと月ぶりに先生のもとで両手でのピアノレッスンに臨みました。

 ハノン4番。右も左も、小指、薬指がくっついているようです。この曲は指番号3、4、5の練習ということを頭に叩き込むこと。次週にもチャレンジです。

 ツェルニー40−3番。自分ではそれなりに仕上がったかなと思ったけど、先生の前では間違えてばかり。正確に弾けるように期してということで次週に持ち越し。負傷があったとはいえ結局1カ月以上を費やすことになりました。とにかく右手の白鍵だけのアルペジオが大の苦手。バラバラな運指で上昇していくところもだめです。でもいつかはこのアルペジオを得意にしたい。今後レッスンでOKをもらっても自分の中では当分の練習曲になりそう。

 幻想即興曲。久しぶりの左手が重い重い。もつれて転んで‥。左手が6連アルペジオを均等な長さで弾けておらず、音も時折抜けます。確実な運指ができるまで、速度を落として我慢強く練習するしか無そう。そして、先生のアドバイス。
 音が多い
 それよりも
 音が少ない
 ほうがかえって難しい。
 確かにこの曲は中間部分は音が少なくなって簡単そうですが、弾けば弾くほど難しく感じられてきました。なかでもショパン特有の音のずらし、左6に右4が頻出します。でも右のメロディーを安定して鳴らすのが難しい。音が少ないゆえごまかしがききません。
 ミスタッチは目立ちます。テンポのわずかな乱れも聞き手には不快でしょう。伝えたいメロディーをきれいに鳴らすのが実に難しく感じるようになってきました。

 いやはや本当にピアノは奥が深い。

 そういえば最近舟歌を全然練習していないな。こちらの道はまだまだ遠いか。

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2017年3月5日日曜日

指脱臼からひと月〜両手で弾けることの喜び

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 ピアノとは無関係の空手の組手でやってしまった指脱臼(詳細は当ブログの「鬼が来た〜」にて)から、早やいものでもうひと月。ショパンエチュードを弾いて脱臼なら名誉の負傷ですが、空手で負傷とはお話になりません。指があり得ない方向に反っくり返るという、ピアノ弾きには身の毛もよだつ体験をし、大好きなピアノの稽古はしばらく片手のみを余儀なくされたこの2月でありました。

 指は固定していたせいで、いまだに関節付近はガチガチに腫れというかむくみがあります。一方、指先と第二関節あたりまでの筋肉は動かしていなかったせいか、押せば骨の感触がわかるほど痩せてしまいました。

 負傷から4週間経った3月初旬、ようやく指を曲げるトレーニング開始です。
 通院している整形外科のリハビリ施設には、首を引っ張ったり、足を引っ張ったり、電磁波を局部に当てたりだの、さまざまな機械があります。私は、ジャグジーのような電磁波とともに泡が出る温水が入った設備に手を突っ込み、グー、パーを繰り返すトレーニングです。指を自力でひと月ぶりに曲げてみます。パーからグー!いきなりズキッと引きつるような痛み。でも指を見ると、ん?全然曲がっていません。がんばっても曲がる角度は30度程度。拳が握れるほど曲げられるまで相当時間がかかりそうだな。リハビリが終わると、指はまた器具で固定されてしまいました。これは自分で簡単に取り外せるのですけど‥。

 家に帰ったら、負傷した指の固定器具を外して突き指用のサポーターをはめて緩めの固定。両手での演奏にチャレンジしました。もちろん医者に内緒です。相談したらダメと言うに決まっています。強めに鍵盤を押し込むとズンと痛みが走りますが、普通に弾く分には問題なさそう。ほぼひと月ぶりの両手で練習。もうわくわくです。

 ハノン。厳しいかと思いきや全く問題なし。
 ツェルニー40−3。右手メインの曲のため、いけるいける。
 幻想即興曲。しばらく左手をつかっていなかったのでもつれまくりですが、負傷した指を黒鍵に引っ掛けない限り、ほぼ普段の状態でできそう。


 両手でピアノを奏でられる喜びといったらありません。幻想即興曲の中盤、もつれて、ころんでどうしよもありませんが、それでもメロディーの美しさにうるっときたりします。両手で弾ける、そんな当たり前のことに大感激です。
 3月初旬、いよいよ両手でのレッスンに臨むことにしました。


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2017年3月2日木曜日

指脱臼につき片手レッスン

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 半年近くかかった先生探し、発表会、左手中指脱臼。波瀾万丈のピアノ再開ライフを送っている葉山のやまさんです。

 2月初頭に脱臼した左中指は固定を外すまで1カ月。今後のレッスンを先生に相談したところ、鉄棒で落下したりして片手だけのレッスンをした生徒を教えたことがあるので大丈夫とのことで、レッスンは休まず継続。そして前週に続いて2回目の片手のレッスンとなりました。

 右手だけの練習です。開き直って右手強化といきたいところですよね。ところがこれが本当につまらないんです。健常なら右手やって左手やって最後に両手で確認。ところが片手だけだと達成感がぜんぜんありません。普段なら2時間やるところが、30分で飽きてしまいます。そういうわけでせめて負傷していない指が使えればと思い、病院で取り付けてもらったアルミの固定器具を外し、負傷した指と隣の指をテーピングで固めて動かないようにして、親指と小指だけ使えるようにしました。医者に言うと怒られますが..。

 2月末日、37年ぶりに再開したピアノレッスンは早くも13回目。
 
 ハノン4番。両手の練習のためパス。

 ツェルニー40番の3番。今回でもう4回目。右手のアルペジオ中心なのが不幸中の幸いか。しかし白鍵ばかりを押さえるアルペジオで、これが猛烈に苦手です。私の手は超人ハルクのようにごっつく指は短く、とてもピアニストと呼べる手ではありません。そのせいかやたら隣同士の鍵を同時に叩いてしまいます。年で記憶力が悪くなっているせいもあるのでしょう、鍵盤の間隔を手がなかなか覚えてくれません。
 先生からは小指と薬指の離れが悪い、くっついている、とご指摘。これはハノンの左手でもよくやってしまいます。アルペジオの音をパラパラパラと鳴らすために、気をつけるべき点ですね。


 幻想即興曲。左右の手がバラバラの曲のため、右手だけの練習も有効です。
 レッスンでは左手は親指と小指だけでかろうじて両手で演奏しました。本来左手は6連符のアルペジオですが、連符の頭の小指とお尻の親指だけを弾くことで、拍をとりながら弾くことができます。
 なるべく楽しめるようにと、先生からいろんな解説がありました。スラーをよく見る。スラーの山の始まりと終わりははそっと息継ぎをするように。山の上あたりで少し盛り上げるこの曲もしかりですね。片手だけでもずいぶん感情表現が豊かになった感じがします。1小節をスラーで結んでいる部分もあれば、1小節内で細かく結ぶ部分もあります。スラーが短くなるごとに続く大きな変化の予兆というか不安な感じがします。

 つまらなかった練習もレッスンだと楽しめました。

 3月初頭、いよいよ中指の固定を外し、両手でできる?


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緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...