2018年12月28日金曜日

〝入魂のショパン〝今度は3日通しですよ!

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   横山幸雄さんによる13時間ものオールショパンの演奏会に大感激だったのが半年ちょっと前の5月のこと。
 そして来たる19年の5月、今度は3日間にわたりショパンの作品全部をやるそうです。しかも、オーケストラや歌手、チェロもつけるというから、それはそれはもう信じられないような🤷‍♀️演奏会。先行発売日のきょう、さっそくチケット購入しました。もちろん3日通し券。
 


 横山さんは毎年5月にオールショパンの演奏会を行なってきたそうで、2010年は16間半でショパンの166曲全部やったそうですね。これは

 一人の演奏家が24時間で演奏した曲数においてギネス世界記録に認定。

 ということらしいです。
 今回は10周年記念ということで、オーケストラ付きの豪華版で3日に分割。

 
 2018年5月は、ステージ裏のパイプオルガン席から見下ろす席でしたが演奏者から近く、指の動きが丸見えでなかなか興味深かったです。19年に関してはそのエリアはまだ開放していないようですね。もし解放されたおすすめです。今度の演奏会は、発売間もないのでステージ近くはまだまだありますよ。

 前回特にお気に入りだったのが24のプレリュードでした。中でも「雨だれ」ってそれほど好きな曲ではなかったのですけど、横山さんの研ぎ澄まさされた演奏に心打たれました。粒立った微音が天井をスーッと突き抜けるよう。こんな音色は素人には出せない。見事なタッチから生まれる音でした。ソナタ3番も超絶技法で素晴らしかったなあ。そして最後は大好きな舟歌、そして幻想ポロネーズで締め。ショパンファンが唸る曲順でした。個人的には前回来日したポリーニの演奏よりはるかに良かったです。

 あとご本人の解説が入るのもグッドですね。特にスケルツォ1番。劇的で激しい始まりから突如ほんわかな曲調に。この中間部分がポーランド民謡のクリスマスの曲だとは知らなかったです。一家団らん、ほんのり灯るろうそく、鈴の音。そんな小さな幸せな光景が眼に浮かぶようです。しかし突然切り裂くような激しく叩きつける音が再び。ポーランドの当時の悲しい現実ですね。このコントラストは解説があったおかげでさらに感動できました。

 一日中弾くということは、演奏者の体力は相当なものです。途中でお疲れになるかと思ったのですが、終盤に近づくほど調子が上がるように感じられました。でも聴く側も結構体力がいるんですよね。うちからオペラシティって2時間近くかかるので、今度は、なか日は新宿辺りに泊まろうかな。


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2018年12月26日水曜日

老眼に厳しい?ツェルニー16番

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    先日ハノン39番ハ長調の音階に苦労したと書きましたが、この曲にも苦労させられました。

   ツェルニー16番‼️(40番)

   まあ、練習曲はいつも苦労しているんですけどね。

   この曲は、指定の指番号で弾かないと、あら不思議。
   5本指では足りなくなり、あとが続かなることしきり。

   何よりとにかく、譜読みがつらかった。変則的な指番号が多くて眼がショボショボになってしまいます。

    あらフィフの弱体化しつつある眼には、目まぐるしく変化する指番号を瞬時に判別するのが本当に困難なのです。それとなぜか夕方になると楽譜が見えにくくなるんですよね。もしかして鳥目?
    
    本当にもう謙さんみたいに

   「楽譜の指番号は、小さすぎて読めない‼️」と叫びたくなる。

    ハズキルーペの登場、といきたいところです。
    でも実はうちにあるんです、ハズキルーペ。
    しかし譜面台と顔の距離は結構離れていて、ぼやけて見えるだけなんですよね。


   そこでiPad Pro。PROですよ。12.7インチのお盆にもなりそうな巨大なヤツ。こいつの出番です。
   前回もエチュードで紹介させていただきましたが。


    画面一杯に一小節を表示すれば、音符🎶も指番号も臨時記号♯♭も良く見えます。

    そして間違え易いところには赤丸で注意喚起。

    老眼には、部分練習の救世主です。


    しかしこの曲に限りませんが、ツェルニーは流れが大事なんですよね。
    苦手部分を克服したつもりでも、全体で流すと止まってしまう個所をいくつか先生からご指摘。

   あと、ろくに上手く弾けないくせに、なぜかドンドン指が加速する不思議。下り坂を走って加速する感じに似ているのかも。これは指のコントロールができていないせいだそう。

     16番は比較的長い4ページ。これを練習曲というより一つの曲として弾くのに本当に苦難の末、ひと月半以上かかって、かろうじて🙆‍♀️丸をもらいました。

    それにしてもピアノ再開からまる2年。早いなあ。でもツェルニー40番は未だ半分に到達していません。しかも回を追うごとに丸をもらえる期間が長くなってきました。ショパンの曲よりはるかに時間を割いているんだけどなあ、ツェルニーさん。

    とはいえ回を追うごとに、いわゆる曲に役立つ練習が増えているのも実感。来年は流石に20番を超えて折り返して30番に近づきたい。

    ところで、先生自身のFacebookの書き込みによると、4月の発表会の前、3月初旬に大人だけの演奏会をやる計画があるとか。
    うーむ、最近すっかり錆びついてきた、あの曲とこの曲とかあんな曲とか、久しぶりにやってみるか。

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2018年12月24日月曜日

ハノンの音階に大苦戦

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   1年は早いものですね。そういえば去年の今ごろは発表会でした。
    寒空を緊張で震えながら会場に向かったのがきのうのことのようです。
    でも今年度の発表会は、4月。今のところ余裕かましてます。


   ところで先日まで、レッスン内容はハノン39番、ツェルニー40の16番。ショパンエチュード10の11。3曲とも練習曲でした。
   ショパンエチュード10の11は前回ヨレヨレながら一旦終了したのですが、ハノン39番には苦戦でした。

    一つ目のハ長調。
   ドレミファソラシ×4+ドシラソファミレ×4+カデンツァ。
    


   指定の指番号が下りで狂うんです。
   何度やっても右1、左5で終わらない。
  どうも上りは問題なさそうだが、下りがうまくいかないみたい。


   それでも練習を重ねるうち、2週目あたりで右1、左5で終われるようになった、つもりだった。しかし目を凝らした先生からご指摘。「下りの途中でずれ、最後で合っている」。

   スラスラ弾いてるつもりだが、音階が弾けるようになったのではなく、最後につじつまを合わせるのが上手くなっただけだったのだ。

  これを克服する方法としてやったのが、拍を無視し、例えば、左はソとドが必ず親指なので、親指だけアクセントをつけて弾くという方法。くぐる指を体に染み込ませます。

   一見簡単そうに見える音階。音大に行っても試験であるそうで、苦手な人が多いそうだが納得。

   レッスン3回目でやっと丸をもらえました。
    


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2018年12月20日木曜日

焼き鳥エチュード3

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   ハープのようなアルペジオを奏でる練習曲ゆえ、Op.25-1のエチュードと並んで「エオリアンハープ」ともいわれるOp.10-11。

 前回書いたように、先生所有ののパデレフスキ-版と私のコルトー版を見比べると、スラーのかかり方が異なることがわかりました。

 パデレフスキ-といえば確か、ポーランド初代首相にもなったほどのお偉いお方であると同時に、ショパンの演奏家に最も信頼されている版を出してるといわれています。
 一方のコルトーは、ショパン最大の理解者といわれるピアニストでもあります。

 なんでこんな違いが生まれるのだろう。下の写真を見ていただけたらわかりますが、このスラーのかけ方でずいぶん表現に差が出ます。

これがコルトー版。


そして、うちにパデレフスキー版が無いので、あまり評判がよろしくないけど、この部分に関して同じだった全音版。

   ペダルの踏み方も、コルトー版は細かく踏みかえます。。

   この部分は三回繰り返しますが、コルトーも全音もスラーのかかり方がそれぞれ違うんですね。
   たった一小節だけでこんなにも違いがあるとは…。




 それにしても音符🎶を見ていると、どうしても🍡🍢🍡🍢串焼き鳥に例えたくなります。

 右手に関しては、串の下の肉🍖が親指、上の肉🍖が小指となります。

 愛らしいメロディーは串の上の肉🍖の役割ですが。時々串の真ん中の肉🍖が主役になったりして、そのおかげで音に立体感が生まれます。

 左手はというと、串の上の肉🍖となる親指はあっさりと、串の下の肉🍖となる小指をほんの少し強めにバスをきかせます。

 これが案外難しい。弱い小指を強めに、強い親指を弱めに。両手を左から右に時計反対回りで、アルペジオを奏でます。右手は右に向かって強く、左手は逆に、右に向かって弱く弾く感じですね。ややこしい。


    譜読みに二カ月以上もかかってしまい、ようやくヨチヨチ弾けるようになった感じですが、来たる発表会を控え、この曲は一旦終了となりました。

   今後もこの曲は毎日弾いてみたいです。

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2018年12月15日土曜日

焼き鳥エチュード2

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 本格的な寒さでいよいよ冬本番入り。
 凍える夜は熱燗🍶に焼き鳥が最高ですね。

 それにしてもショパンのエチュードOp10-11の楽譜は何度見ても、🍢🍡🍢🍡にしか見えません。食欲誘う♫音符♫が並びます。

 実際はなんとも言えぬ、かわいい可憐な音色の曲なんですけどね。
 
 でも、譜面に目をやると音が多すぎて、かなり苦痛。

 そんなおり、発売したばかりのiPadPro(12.9インチ)を購入しました。半分は楽譜目的です。
 さてこれが譜読みの救世主となるか?

 使用アプリは「Piascore」。
 クラシックの楽譜って、版権がないせいかネットでダウンロードできるのですが、このアプリでダウンロードして保存、表示ができるんです。ショパンの楽譜はほぼ全ての曲があります。じゃんじゃんダウンロードです。

 
  横位置で表示するとこんな感じ。


    これを拡大すると…



 超拡大表示が指のピンチで簡単にできるんですよ。しかも書き込みも可能!!数字だけではなく、♯、♭など臨時記号も色を選んでスタンプできます。

 これでずいぶん部分練習がはかどりました。

 とにかく譜読みに苦労したこの曲。終了まで2カ月もかかってしまいましたが、iPadProのお陰でなんとかかんとかで今に至っています。

   ところでショパンって同じ曲でもいろんな楽譜の版があるんですね。今回はコルトー版を使用したのですが、先生所有のパデレフスキー版と比べると、あらー、全然違う⁉️
(つづく)

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2018年12月13日木曜日

焼き鳥エチュード1

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   この一年、練習曲でない“曲”に関しては、新年からはショパンノクターン8番を、さらに憧れの名曲ノクターン13番を夏になんとかクリア。そして次に選んだのはエチュードOp10ー11でした。
  この曲は、難曲ぞろいのショパンのエチュードの中では比較的容易で手が付けやすい、とネット上いろんな方面で書かれていたこと。さらに横山幸雄さんが「ウォーミングアップとして1回ないし2回弾けば、たちどころにピアノの鍵盤との一体感が得られる、というとても便利な作品」と語っていたことも気になる。そういうわけで“曲”に選びました。といってもこれもりっぱな練習曲(エチュード)なのでありますが。
  
   で、いざ取り組んでみたら…。やはり、ショパンのエチュードであります。
   全然容易ではありません。音が多いといったらありません。焼き鳥が2本、縦に並んだような譜面が延々最後まで続きます。
   
   とにかく譜読みがキツイ。53歳のおじさまの老眼の目には 、微妙に変化する縦に並ぶ音符がチカチカしてよく判別できません。しかも臨時記号のオンパレード。
   
   さすが、ショパンのエチュードでありました。
   
   レッスンでは最初は手首の回転をひたすら教わりました。特に、いっぱいある音の中でほとんど移動しない人差し指か中指を軸に回転など。13度以上すっ飛ぶアルペジオが頻発しますが、これは手首の回転だけでは届かないので、肘も使う。などなど、今まで知らないテクニックを教わり目から鱗。
   
   しかし、わかってはいてもなかなか手首がうまく使えないんですよね。
   手首がしなやかに使えないと、すぐに手が疲れて痛くなってきます。
   
   この曲を始めてふた月ほどは、手の疲れで長時間練習できず、なかなか上達しませんでした。しかも譜読みも一苦労。
   しかし譜読みに関して、救世主となるでもちょっと高価なツールをゲットして、少し上達スピードがアップしたような。
   
   (つづく)

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2018年12月11日火曜日

またまたピアノブログ再開宣言

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 ブログ再開!!
 勇ましく宣言したのが5月。

 しかし何も更新せず半年が過ぎてしまいました😱

   ピアノ再開ブログではありますが、なんだか“ブログ再開ブログ”の様相。大反省です。

   ブログ、本当に再開します。

   しかし、さて。
   どこからピアノのお話をしていいのやら。

   そうそう、この11月で、ピアノを再開して丸2年を迎えました。
   それなりに上達したのでしょうかねえ。
 
    先年末、発表会で別れのエチュードをやってからは、曲はノクターン8番と13番を終え、今はエチュード10の11です。
    あの焼き鳥の串が並んだような音符のやつです。
 
    とりあえず今回は本当に再開のお知らせというとで。


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緊張克服は場慣れ

    先月、サークルの発表会がありました。   街ピアノにトライしてきたのも、発表会の緊張に慣れるためでした。     以前も書きましたが、発表会といえば、大人になってから初めて出たのがちょうど 5 年前。当時 51 歳で、先生から習うのは 14 歳の時以来 37 年ぶりです。...