2019年1月18日金曜日

あれから2年かあ、指の怪我、幻想即興曲

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 あれからもう2年。
    ピアノレッスンを36年ぶりに復活し、発表会も終えた矢先。復活からわずか3カ月あとのことでした。ピアノを弾く人にとって、一番やってはいけないことをやってしまった。それは指の大けが。幻想即興曲を習い始めたばかりの時でした。心臓の弱い方は以下すっ飛ばして終盤を読んで下さい。


-----オカルト注意------
 ピアノの稽古の後、空手の稽古に向かった。実はピアノも空手も土曜日、神奈川・藤沢でやっているのです。練習中、組み手、いわゆるスパーリング中に相手の蹴りを手で捌こうとするも、蹴りの軌道を誤って判断し、蹴り脚を指に直角に当ててしまった。
 瞬間「やばい突き指?」。そう思ったが甘かった。そして左手を見るなり、血の気が引くのが感じられた。中指が90度反り返って動かない。骨折?脱臼?
 土用の夜なので普通の病院はやっていない。普段の稽古仲間には実は医者と元ハイパーレスキューの消防士がいるのだが、この日に限って欠席ときたものだ。幸いすぐ近くに夜間診療病院があったので駆け込むと、いかにもインフル患者とおぼしき人たちであふれかえっている。そして受け付けの無情な対応。
「整形外科医が今いないので他を当たって」
 やむなく、指がひん曲がったまま、仲間の運転する車で救急病院へ。ここもインフル患者だらけ。でも、受付の人は私のオカルトのように曲がった指を見て、順番を他の患者をすっ飛ばしてくれました。レントゲンを撮って現像ができて脱臼との診断。負傷から1時間半以上経ってもうくらくらするほど指が激痛。ようやく指治療となる。といっても抜けてしまった第2関節を引っ張って戻すだけでしたが。
 翌日は日曜で病院はやっていないため、負傷から2日目に近所のスポーツに強い整形外科に。
-----オカルトはここまで------


 中指脱臼の治療のため、ひと月はギプス固定でピアノは御法度。1年以上は指が固まって以前のように曲がらなくなるそう。「ピアノ、前よりヘタになりますよ」と少し嫌みな、お医者先生でした。
 その後ピアノ先生と相談の上、稽古はそのまま続けることに。ただ、ハノン、ツェルニーはできないので、幻想即興曲の右手のみ。
 以降の練習はこの曲を右手のみひたすら1カ月。大好きなピアノの練習なのにすぐ飽きてしまい、つらい期間でした。とはいえこれだけ集中して片手練習をやることはないので、それなりに成果は感じられました。そして負傷からひと月、ようやくギプスがとれ左手再開です。左手中指って、思ったほど動きが少ないので、鍵盤に指を引っかけない限りほとんど痛みがなかったのは幸いでした。そして春には、完全にとはいえないまでも、そこそこ弾けるようになったということで、次の曲になったのでした。

 その後、幻想即興曲に関しては、弾けたことに満足してしまい、2年近くほとんどほったらかしにしてしまいました。ひどい錆びつきよう。脱臼当時に逆戻りかというほどぐだぐだになってしまいました。今毎日弾いてリハビリ中です。

 それにしても、せっかく習ったのに錆び付いてしまった、あんな曲こんな曲がまだまだあるなあ。
 たまには譜面をひらいてやってみるか。

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