2018年12月20日木曜日

焼き鳥エチュード3

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   ハープのようなアルペジオを奏でる練習曲ゆえ、Op.25-1のエチュードと並んで「エオリアンハープ」ともいわれるOp.10-11。

 前回書いたように、先生所有ののパデレフスキ-版と私のコルトー版を見比べると、スラーのかかり方が異なることがわかりました。

 パデレフスキ-といえば確か、ポーランド初代首相にもなったほどのお偉いお方であると同時に、ショパンの演奏家に最も信頼されている版を出してるといわれています。
 一方のコルトーは、ショパン最大の理解者といわれるピアニストでもあります。

 なんでこんな違いが生まれるのだろう。下の写真を見ていただけたらわかりますが、このスラーのかけ方でずいぶん表現に差が出ます。

これがコルトー版。


そして、うちにパデレフスキー版が無いので、あまり評判がよろしくないけど、この部分に関して同じだった全音版。

   ペダルの踏み方も、コルトー版は細かく踏みかえます。。

   この部分は三回繰り返しますが、コルトーも全音もスラーのかかり方がそれぞれ違うんですね。
   たった一小節だけでこんなにも違いがあるとは…。




 それにしても音符🎶を見ていると、どうしても🍡🍢🍡🍢串焼き鳥に例えたくなります。

 右手に関しては、串の下の肉🍖が親指、上の肉🍖が小指となります。

 愛らしいメロディーは串の上の肉🍖の役割ですが。時々串の真ん中の肉🍖が主役になったりして、そのおかげで音に立体感が生まれます。

 左手はというと、串の上の肉🍖となる親指はあっさりと、串の下の肉🍖となる小指をほんの少し強めにバスをきかせます。

 これが案外難しい。弱い小指を強めに、強い親指を弱めに。両手を左から右に時計反対回りで、アルペジオを奏でます。右手は右に向かって強く、左手は逆に、右に向かって弱く弾く感じですね。ややこしい。


    譜読みに二カ月以上もかかってしまい、ようやくヨチヨチ弾けるようになった感じですが、来たる発表会を控え、この曲は一旦終了となりました。

   今後もこの曲は毎日弾いてみたいです。

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