下手に限って、スピード凶。
止まらなくて良いとこなのにやたらとブレーキ。
こんなドライバー、迷惑ですよね。
でもピアノを弾く時も同じことだったりします。
うまく弾けないのにどんどんスピードアップするのは、指のコントロールができないから。
また、演奏会の時は止まってはだめですよね。間違えても気付かれないよう進むのは案外難しいのですが。
いずれにしても原因は速く弾きすぎるから。これでだめになることは良ーく分かっているつもりです。
ショパンは弟子にエチュード10-1をものすごくゆっくり弾くことをお勧めしていたそうです。この曲は、白鍵ばかりの大跳躍のアルペジオ。ミスタッチを誘います。でもプロの演奏はものすごく速いです。この難曲を試しに、手首の回転だけを意識してものすごくゆっくり弾いてみたら、あら?以外といける?早いと絶対無理ですが、超ゆっくりだと譜読みが比較的簡単なので、なんとかなりそうか。
まあ10-1は今後の課題として、これまでやったショパンエチュード3曲をゆっくりやってみることにしました。
10-3別れのエチュード。これは中級以上の愛好家なら一度は通る道?中盤の左右52-13の重音が最難関です。ここは超スローで。でもここは相当ゆっくりでもかなり難しいですね。
10-11。音はとてもかわいいのに、楽譜を見ると最初から最後まで、音符が縦に串の用に刺さった分散和音の連続。私はこのエチュードを楽譜の見かけから「焼き鳥エチュード」と呼んでいます。分散和音は最低でも10度、最高で13度もあり、音の跳躍がミスタッチを誘いまくります。これを絶対ごまかさないように、手首の回転を意識して超ゆっくりでやってみたら。。。うむこれは案外いけるかも。
25-1。これもとても美しい曲ですが、やたら大股に指を広げるアルペジオの連続が苦しい。手首の回転を意識して、ごまかさないよう正確に超スローで。うむこれも速度を落とせばいける。
譜読み段階ではゆっくり弾いていたものですが、少し弾けるようになったらとたんにスピード凶に!こんなことってよくありますよね。でもいきなりプロのまねをしてもミスタッチ、音抜け、破綻してストップ…。などろくなことがありません。ここは格好を付けず、人に聴かせるわけでもないので超、超スローで毎日この3曲はやってみることにしました。
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