2020年1月14日火曜日

楽譜、高い?安い?

 大して弾けもしないくせにうちには楽譜がいっぱいあります。本なら「積ん読(つんどく)」状態。
 なのにまた買っちゃいました。それも、とても高いやつ。

 パデレフスキ、エキエル、コルトー、全音。..。ショパンの楽譜っていろんな版があります。そして今回購入したのはエキエル版のショパンノクターン集。ネット通販で5千円以上しました。ノクターンに関してはすでに全音版、コルトー版を持っているにも関わらず。

 高い買い物で後ろめたかったので領収証は家内に見つからないように、読み終わった新聞に挟んで紛れ込ませていたのに、ちゃっかり見つかりました。
 楽譜到着の翌朝。
 「高い楽譜買ったでしょう!」。
 「今度のは音符が大きくて見やすいねん。それに見て、ノクターン2番の別バージョン。これはエキエル版にしか載っていないし」。

 家内は不満げでしたが、なんとか納得してもらいました。

 早速使ってみます。ん?題字って普通は表紙の上のほうにありますよね。ところがこのエキエル版って題字が表紙の下の方にあるんです。それで一瞬上下逆さに見えていつもぎょっとします。まあそれはたいしたことではないんですが。

いざ開いてみると、本当に音符が大きい!老眼のわたくしの目にとても優しい。そしてまず気付くのは全音版と比べて指番号が結構違います。どちらが弾きやすいかは好みが分かれるところ。必ずしもエキエル版がいいとは限らない感じです。
強弱の指定も全音版、コルトー版と異なる部分があります。たとえばノクターン13番の最後の盛り上がりに入るところ。全音版、コルトー版は強弱指定は特になくクレシェンドで次への盛り上げに備える感じ。
ここがエキエル版ではピアニッシモだったりします。重音でやたら音が多いのにピアニッシモで弾くのは力をセーブするために逆に力が必要。次の盛り上がりに備えて音も完全セーブ状態ですね。この部分はエキエルの方がいいのかなあ。

ところで話は変わりますが、先日インターネット工事のため、ピアノの裏にある電話線を出すためにピアノを前に出したら!!!???裏からほこりまみれの楽譜が出てきました。それもずいぶん前に買ったやつ。コルトー版エチュード作品10。しかし同じ楽譜がすでにある。ピアノの裏側に何年も眠っていて気づかずに同じものを2つも買ってしまっていたのでした。12700円もするのに。

 これは家内には絶対内緒だ。


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