
広い舞台にぽつんと置かれたスタインウェイ。
普段は巨大に見えるグランドピアノが、いざ舞台に立って目の前にしてみると、ものすごく小さく感じられる。不思議。
そしてタッチの軽やかさ。濃厚で艶々した音色。家のアップライトとは雲泥の差だ。
しかし、いざ自身の演奏となると、そんな高級なピアノを堪能する余裕もなく、舞い上がってしまうのが残念なところ。
1年前の冬、37年ぶりの発表会に臨んだ。
苦難の先生探しからようやく見つかった教室が、発表会まで1カ月ということで、出ることになった。曲はショパンの中で最も易しく誰でも知っているノクターン2番。
ひと月で突貫で仕上げたつもりが、本番ではあまりのグダグダぶりに、舞台に潜む魔物の存在を確信した次第。
さて2017年のクリスマスイブ。今の教室で自身2回目となる発表会を迎えた。
演目のショパンの別れのエチュード。A、B、Aという構成で、Aは比較的易しいが、中盤のBがかなりたいへん。
自分にとって難所は2つ。
重音で右がジグザグに上昇、左が下る不協和音の4小節。
そのあとの右も左も2-5、1-3で跳躍する不協和音。
どちらかというと前者のジグザグが苦手で、ここを直前に猛練習したのはすでにお伝えした通り。後者の2-5、1-3は、まあ、なんとかなるかと。
本当になんとかなるのか。さて本番では…。
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