2017年4月10日月曜日

レッスン19回目。ペースはゆっくりで

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 桜は満開。そして年度が替わりましたね。進学に、就職に…成功して臨む春。希望叶わず、やむなし…そんな心境で臨む春。満開に咲いた桜を見て色んな思いで新しいことにチャレンジする方が多いと思います。どちらの春も経験した自分は、この時期になるといつも
不思議な気分にさせられます。
 そして最近痛感すること。それは急いではいけない、慌ててはいけない。ゆっくり自分が確実にできるペースで。ピアノも生活も然りですね。
 
 さて昨年11月から数えて19回目のピアノ教室のレッスン。
 ハノン6番。5番に似た動きなので、さほど練習しなかったながら、レッスン日にはスラスラと。昨秋からハノンを始めたときは、腕、特に左腕が張ってつりそうになったものでしたが、いまは力が抜けて弾けるようになったおかげかそんなことはなくなってきました。6番は今レッスンにて修了、7番に。そしてさっそく家に帰って試し弾き。あらら、指がもつれまくり、そして腕が痛くなる。この感覚久しぶり。脱力できていないせいなのでしょう、うまくいかないものですね。この7番はけっこう厄介かも。

 ツェルニー40番4番。今回修了を目指して時間を掛けて練習しました。リズムを変えたりスタッカートにしたり色々やってみました。いけるかなと思ったのですが、先生の目は厳しいです。とにかくまだ3、4の指の離れが悪いということ。そのせいでパラパラ感が出ず、音を引きずると。指摘されると確かにその通りです。
 先生にハノンとツェルニーを見てもらっているときは、いつも医者の診断を受けている心境です。いわゆる普段の曲のレッスンのときは音楽的な表現に重点をおいた指導ですが、練習曲に関しては、自分の悪い癖、病気みたいなものを指摘され治していくという感じです。病気を放置する訳にはいきませんよね。時間を掛けて治したほうが良いに決まっています。3、4の指の離れの悪さは私にとって病気のようなもの。ということで次週に持ち越し。


 幻想即興曲。
 この曲は、中学の時は全く手が出せずあきらめ、大学の時に我流でピアノを再開したときも左右バラバラが面倒で手を出せず。しかし1年半前、50にしてピアノ再開してYouTube動画などを参考にやってみたら、どういうわけかなんとなく弾けるようになりました。そして今年、先生からの本格的なレッスン指導。途中指脱臼のためひと月ほどまともにできなかったものの、2ヶ月半ほぼこの曲のみでやってきたおかげで、形になってきたような感じ。試しに、最後まで暗譜でやってみたらできたのでびっくり。途中のミスタッチは数知れずですけれど。この曲は繰り返しが多いので譜読みはショパンの中でもそもそもやさしいほうでしたが、暗譜に関しても易しいのかもしれませんね。
 と、偉そうなことを書いては見たものの、まだまだ人にお聴かせできるレベルではありません。調子にのってテンポを上げると指がもつれて転んで止まってしまいます。
 たまに間違えるのは仕方がないけれど、近い小節で何度も間違えるのは自分が弾けるテンポに追いついていないから、と先生。速く弾いて間違えてばかりより、ミスしないペースでゆっくり弾いて、音楽性を表現したほうが聴いている人には遥かに心地良い、とも。
 耳に慣れ親しんだプロの演奏家のペースで弾けたらかっこいいだろうし、そのペースが何度も聴いているから体に身にしみているのかもしれません。しかしここは格好をつけずゆっくり弾いて、楽譜に書かれた表現を自分なりに表したほうが楽しいですよね。
 弾く速度に関しては他の曲も考え直して、ぐっと落として表現に改めてこだわってみたいです。
 そしてレッスン終了間際に先生。幻想即興曲はだいたいできてきたようだから、来週あたり最後にして、次は別の曲でもやります?
 いやいや、自分的には、まだまだ、マダマダ、なんですけど。とはいえもう3ヶ月近くこの曲ばかりやってきました。いったん終了して、別の曲にチャレンジもいいのかな。その前に中学の時にやった子犬のワルツと軍隊ポロネーズを改めてみてもらおうかな。そしてその後は…舟歌、といいたいところだが、もっともっと基本を積み上げてからやってみたいし、もう少しレパートリーを増やしてからとも思います。ショパンのノクターンで好きな曲が数曲あるので譜読みでもしてみるか。
 

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