発表会まで残すところ1週間を切った。
にも関わらず今スランプなのです。
ピアノの練習でスランプなんて今まで感じたことがなかった。陥るレベルになかったから当然ではあるが。それにしても、練習すればするほどおかしくなる。どんどん下手になる。この1週間ほどずっとこんな状態。いやはや参ったな。
さて、先日の稽古は、発表会まで残り2回の稽古。 私は神奈川の葉山に住んでいるが、教室は藤沢にある。普段は30分ほどかけて原チャリ通いだ。葉山→逗子→鎌倉→藤沢と1町3市をまたぐ長旅で、海岸線と内陸側を走るルートがある。
この日は諸事情で、原チャリではなくママチャリで海岸線ルートで行った。本当は違反だが、私は曲を聴きながら自転車を漕いでいた。そしてふと、今の発表会が終わったら次の曲、どうしようか、とか思い当たった。その時聴いていのがショパンのノクターン全集。そうだな、ノクターンの中からどれか選ぼうか。逗子海岸辺りを疾走しながら思いにふけっていた矢先のこと。
普段は穏やかな逗子の海は激しく白波を立てて道路にまでしぶきが飛んでくる。しかも暴風。舞い上がった浜の砂が、パチパチ顔を叩きつけて痛いし目にも入ってくる。最悪なのが逆風。1キロ以上、猛烈な坂道を登るかのような風の抵抗に逆らうも、全く進まない。やがて峠で本当の登り坂。教室に無事たどり着けるだろうか。
いやはや。ヘッドホンで聴いているノクターンとは全く違うシチュエーションに辟易した。この状況、むしろ、大洋のエチュード?いや革命のエチュードか、それとも木枯らし?激しめのエチュードがぴったりだ。
普段4、50分で行くところ1時間以上かかってしまった。先生の教室に着くころ、太ももは自転車を漕ぎ疲れてパンパン。そして真冬なのに汗だく。顔にこびりついた砂を落とし、汗をぬぐいながら、レッスンに臨んだ。
ハノン19は次回に持ち越し。
ツェルニー40の9は無事終了。
レッスンの合間、奇遇にも先生からも、発表会が終わったら次の曲、どうしましょう?うむ、まだ決めていなかったがノクターンから何かにしよう。先生はパデレフスキーの楽譜を持ってきて手渡してくれた。そして私が、ぱらっと開いて目に止まったのがこれ。
ノクターン27−2。
重音の進行が多く、将来弾きたい舟歌への練習にも良さげかなと思って即断。提案してみたら、先生もこの曲が大好きということで、即決した。
さて話は戻って、冒頭書いたスランプ。それは別れのエチュードの中盤、悪魔の音程、増4度の部分であった。
ここから4小節。通しでやると必ず間違える。
そして部分練習。できるようになる。再び通し。間違える。部分練習、できた。通し。間違える。悪魔のループだ。
悩んで、いろんなサイトをググっていたら下記の動画を発見した。
トム・バートンさんのチュートリアル
これを真似て少し良くなったような気がするが、はてさて。今度通しで自分の動画をとってみよう。
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