
震える手、緊張でこわばった体、そのせいでいうことが効かなくなった指。さらに緊張でボーッとした頭。
発表会でピアノを前にした時のコンディションというのは、そんなものだろう。
それを擬似的に体験する、つまり発表会に近い状態でピアノを弾くことで、普段は起こりえないミスを洗い出すという練習法があるという。
わざわざ氷水に手を浸して、手がかじかんだ状態で弾いてみる。
あるいは、寝起きすぐに、練習曲など一切弾かずいきなり本番の曲を弾いてみる。
そんな方法があることを先生から教わり、後者を勧められた。
そしてさっそく1週間ほど実際にやってみた。
スポーツで言えばストレッチも準備運動も何もせず全力でやるようなもの。確かにほぼ最悪の状態です。普段、相当注意しないと間違えるところはまず間違えます。普段、間違えない部分もコロコロ転びます。ここから徹底的に部分練習。本番前には確かに良い練習ですね。
そしてレッスン107回目は報告していませんでしたが、続けて108回と併せて備忘録として。
ハノン39番スケール、ト短調2つ。107回目レッスンでは2つとも論外で撃沈。1週明けて108回目レッスンでは、家ではできたはずが、教室ではまたも撃沈。左の下りがグダグダでズタボロ。3週目に持ち越しです。
ツェルニー40番の18番。前に教わったグルーピング練習。人が集まる練習ではありません、念のため。部分練習の一種ですが、苦手な部分をひと固まりに取り上げて滑らかにできるまで繰り返す、単純なやり方。これが功奏したか、想定以上に仕上がりが早くなってきました。次の丸を目指すべし。
発表会の曲、ノクターン8番。本番まで残すところもう残すところ3週間となってしまった。
弾くことに精一杯だと自分の演奏が耳に入ってこないもの。余裕ができれば1音1音が耳に入ってきて、それがまた鍵盤に帰る。そんな耳と指先の往復の感覚が感じられたら良い音が奏でられるという。そして最近ようやく自分の弾く音が冷静に耳に入ってきた感じ。弾きづらくて必死になれななるほど、音が強くなる。これは注意しなければ。
ところで、先生の計らいで我が教室も大人のサークルが結成された。そしてあす初めての練習会。ピアノはなんとあのShigeruKawai。楽しみ楽しみ。



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