明けましておめでとうございます。
新しい年が始まったばかりですが、昨年の発表会のお話の続きです。
ピアノ再開から丸4年、サークル、教室含めて7回目となる発表会です。
すっかり舞台慣れしたのかな、なんて余裕の心持ちでステージに向かいました。
思えば4年前は、着席前から、指がプルプル、膝ガクガク、震えで鍵盤にまともにタッチできない状態でしたが、今回は落ち着き払ったものです。
椅子の位置、ペダルの位置をしっかり確認して、深呼吸。左手バスから右に上昇するアルペジオをズジャーン。
ショパン・ノクターン17番です。
うむ、これはいい感じかなとスタートした矢先、数小節目でいきなり左手のバスの音が楽譜のどの分なのかを見失ってしまったのだ。そして、完全に止まってしまった。
こんなところで魔物と遭遇するとは!?
何十回も練習してまちがえたことがない部分でのいきなりのミス。明らかに自分が動揺していることを感じます。いつもより演奏速度が上がるのも感じます。この間、小ミスが続きます。
ゆっくりと!心を落ち着かせるまで、かなり長く感じられました。でも後で録画映像を見てみたら、この動揺はそれほど長い時間ではなかったようでした。
前半でなんとか精神的にリカバーできたようで、まもなく家で弾く以上の感じでリラックス。前半の速いアルペジオなど難所もなんとかクリアできました。
速度をセーブ。中盤以降はこの教えを守れたのでしょうか。
そしていよいよ、ゆっくりなのに何故か難しい最後のアラベスクの部分。ここも無事クリアし8分近い演奏を終えました。
最初のミスさえなければ。少し悔やまれる思いで舞台を後にしたのでした。
いやはや、いつになっても登場する魔物。本当に神出鬼没です。
退治にはまだまだ修練が必要なようですね。
年も改まったことですし、気を取り直してチャレンジ。次の発表会は、サークル。
五月です。
というわけで、発表会は続くよ。
(終わり)
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